アースジェネターは、家畜(牛、羊、山羊、豚、鶏など)の消化管内の微生物バランスを安定させる働きが期待できます。腸内には無数の多種多様な微生物が生息していますが、そのバランスが生体の健康状態を左右しているといっても過言ではありません。とりわけ牛などの反芻動物(草食動物)は、第一胃内で炭水化物やタンパク質を分解し、VFAや菌体タンパクの生産を行い、それらを第一胃内で吸収します。この時、最も重要なのが第一胃内にいる微生物たちのバランスなのです。
アースジェネターによる変化
アースジェネターを給与し続けた結果、もろもろの状況によって一定ではありませんが、以下のような変化が現れてきます。
家畜の変化
- 飼料効率が向上し、発育が良くなった
- 粗飼料の喰い込みが良くなった
- 毛艶が良くなり、ふん便の状態が安定した
畜舎環境の変化
- アンモニア臭などの臭気が減少した
- 床の状態が改善し、床が長持ちするようになった
- ハエの発生が減少した
堆肥の変化
- 発酵の立ち上がりが良くなった
- 堆肥化が促進され、早く出来上がるようになった
アースジェネターの給与量
牛用アースジェネターの給与量
1頭当たり5~10g/日です。
(子牛・育成牛・母牛・肥育牛・搾乳牛)
調子の悪い牛・ストレスのかかる時期には1頭当たり10~50g/日の給与をおすすめします。
豚用・鶏用アースジェネターの給与量
給与飼料の0.1~0.3%添加
(調子の悪い場合には多めに給与することをおすすめします)
アースジェネターのはたらきの様子(持続可能な農業のための循環)