今月は、10日の薩摩中央(鹿児島)子牛セリ、11日の豊後豊肥(大分)子牛セリ、
12日の豊後玖珠(大分)子牛セリ、18日から20日は、曽於(鹿児島)子牛セリ に行ってきました。
これらの地区は、特に、アースジェネターを給与している農家さんが多い地域でもあります。
子牛セリに行き、牛達を見ると、いろいろなことを考えさせられます・・・
いつ見ても、牛達がきちんと管理されていて(もちろん、血統、性別などによる個体差はあります)、
いつも良い感じで子牛を育てている農家さんもいれば、
子牛の発育が一度は良くなり、喜んでいたのに、いつの間にか元に戻っている!? 農家さんもいます。
ブレないでやるべきことをやり続ける農家さん と なにかを理由にして、手抜き!?をしてしまう農家さん
いろいろな意味で、継続することって、難しいと思っています。
もちろん、それが人間だと思うのですが・・・
ちなみに、僕は、めっちゃブレていますが・・・
今回、子牛セリをまわる中で、やり方を変えて良くなっている農家さんも多かったです。
そのうちの一人の農家さんの話をすると、
その方の牛、いつも発育は良いのですが、少し配合飼料の給与量が多く(粗飼料とのバランスが悪く)、
子牛セリでは、 250日、 350キロ みたいな感じで上場するのですが、
思ったほど高値で販売していませんでした。
おそらく、その牛を肥育農家さんが見て(さわって)、肥育に行った時に伸びそうじゃないかも!?、
と 思っていたのかもしれません。
繁殖農家さんは、セリの時の体重を、特に気にしますが、
基本的な発育があるなら、それほど体重にこだわらなくても良いと思います。
☆ここらへんは、単純な問題じゃないのかもしれませんが・・・
その農家さんと話しながら、
出荷前は、配合飼料の量を抑えて、粗飼料を多めに食べさせましょう、という話をして、
その方が、思い切って飼い方を変えて以来、見違えるように、子牛の表現形が良くなりました。
今回の子牛セリに上場していた、 山下くん(去勢) ちなみに、母牛の名前は、やまぴい
血統は、 百合茂ー安福久ー平茂勝 も 良い感じに育っていました。
ちなみに、山下くん は、289日 313キロ でした。
繁殖農家さんは、この体重で良いんだろうか(もっと大きくしなくて良いんだろうか)という話をしていましたが、
もちろん、今のままでオッケーです。
結局、この牛は、74.8万円(セリ価格) でした。
その牛は、僕のよく知っている、暴れん坊!?(肥育農家さん)が買っていきました・・・
野田さん ありがとうございます!! 知っている肥育農家さんが買うと、なおさら嬉しいです。
繁殖農家さんが、思い切って行動してくれたこと(配合飼料を減らしてくれたこと)からの話でした。
ブレないこと も 難しいし、 なにか 行動すること も 簡単ではありませんが、
せっかくの一度きりの人生なので、先ずは、なにかやっていきましょうか。