大分県の繁殖農家さんのところへ行って来ました。
おーーっ!!
血統が揃っています。
もちろん、飼養管理も良いので、子牛も元気が良く、セリでも高値で販売しています。
このように母牛の改良ができていると、セリでも楽しみが増えると思います。
周りの農家さんは、
”あそこは血統が揃っていてウラヤマシイ”
”でも、うちにはそんなお金無いけんね・・・”
と言います。
ただ、最初からこのように揃っていたわけではありません。
当り前なのですが、一歩一歩 改良してきているのです。
今日つけた精液が、子牛となって生まれ、セリに出るまで約18か月。
セリに出した子牛を繁殖母牛として残し、その子が、子牛を産むまで、約14か月。
改良には時間がかかります。
今、始めなければ、18か月後のセリの時に、
”この牛は血統が悪いけんね・・・”
なんて言ってしまいます。
それは、18ヶ月前の自分が選択していることなのです。
セリに出す子牛は、繁殖農家さんにとっての通知表みたいなものです。
自分が育てた子牛の文句を言っていても何も始まりません。
とにかく、一歩一歩 できることからやっていきましょう。