今週は道北地方を巡回していました。
ある程度予想はしていましたが、前回のブログで紹介した十勝の様子とは違い、
下の写真のような所もあり、あらためて道北の冬の厳しさと北海道の広さを感じました。
さて、T町のKさん(酪農)を訪ねました。
ご覧のようにフリーストールですが、
柱は間伐材のカラマツを使用したり、
通路や至る所のスペースにゆとりを持つことで
牛舎環境の改善、牛へのストレス軽減、作業性の向上を図っておられます。
(写真では分かりにくいですが・・・)
「無駄なスペースかもしれないけどね。」
とKさんは謙遜気味におっしゃいますが、
リラックスした牛や好成績を見る限り、間違いなく費用対効果のあることだと思います。
農場を後にしようとしたら、
Kさんが、「野生のキクラゲ採っていく?」とおっしゃいました。
「キクラゲ?あの中華料理などに入っているヤツですか?」
「そうそう!その辺の木になっているんだよ。」
「ええ~~!」
とのことで一緒に採りに行きました。
牧草畑のわきに自生しているニワトコ(高さ2~3m)の木に生えていました。
ところどころ黒いものがあるかと思いますが、それがキクラゲです。
乾燥していて簡単に採ることができます。
お話によると、キクラゲはキノコの一種で枯れていく木や倒木に生えるとのこと。
ちなみに日本で消費されるキクラゲの多くが中国産で、
国産はほんのわずか、しかも栽培が主流とのことでした。
恥ずかしながらそんなことは知る由もなく、
ましてや野生のキクラゲを採るなんて夢にも思っていなかったので
一人雄たけびをあげながら興奮して夢中でキクラゲを採っていました。
(欲しい方、一報ください(笑))。
普段、何げなく食べているものが、
どこで、どのような過程で生まれ、生産、加工されているのかを
知ること、又は体験することが、とても大事であることだと再認識したひと時でした。