営業マンの放浪日記

見ること

岩本尚吾の日記2013/03/28

 

 

 

鹿児島の繁殖農家さんのところ(母牛頭数 40頭)へ行ってきました。 

 

 

 

 

 

 

”最近、分娩間隔が長くなっているんですよね。 今は、350日くらいになりました・・・ ” という Nさん。

 

 

 

 

実は、以前聞いたときは、なんと 330日  でした。 

 

 

 

 

”長くなっている理由は何かあるんですか?”  と聞くと

 

 

 

 

”うちの牧場では、安福久をつけると予定日を過ぎる(分娩が遅くなる)んですよね・・・” ということ。

 

 

 

 

以前より、分娩間隔が長くなっているといっても、それでも 350日 です。 

 

 

 

 

繁殖成績の良い秘訣を聞くと・・・

 

 

 

 

”見ることじゃないですか。 それだけですよ。 別に何もしていません・・・”

 

 

 

 

答えはシンプルだ。

 

 

 

 

朝来て、エサをやる前に見て、エサをやってスタンチョンを外してから見て、

 

 

 

 

午後に来て、エサをやる前に見て、エサをやってスタンチョンを外してから見て・・・

 

 

 

 

ちなみに、Nさん は 人工授精師 ではない。

 

 

 

 

”授精師さんが来る時間にはこだわっているのですか?”  と聞くと

 

 

 

 

”時間とかは全く気にしないです。 発情していれば種はつきますから・・・”

 

 

 

 

エサや気候など繁殖にはいろいろな要素が絡んでくるが、丁度良い感じでいっているのだろう。 

 

 

 

 


ちなみに、Nさんのところは、子牛も良い感じです・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

牛のストレス や 環境のことを考慮して、あえて、ゆっくり飼っているのだと思います。

 

 

 

 

子牛は、素直に育っていて、肥育農家さんにも人気あります・・・ 

 

 

 

 

”この牛、7キロ も 粗飼料 喰うんですよ・・・”  Nさん は言います。 

 

 

 

 

 

結局、 牛を見ているんですよね・・・ 

 

 

 

 

 

 

あっ・・・

 

 

 

 

 

もし良ければ、繁殖農家さんは粗飼料の量(キロ)を一度計って下さいね。

☆毎日計る必要はありません。  だいたいの量を知っておくことが大事なのです。

 

 

 

 

自分の牛について、知っておくのと 知らないのでは 大きく違います。

 

 

 

 

 

 

自分の牛を知ることが、肥育農家さんへの信頼に繋がっていきますので・・・