鹿児島の繁殖農家さんのところへ行ってきた。
子牛の発育も良く、セリでの子牛も大きい。
でも、もしかしたら、少しだけ、配合飼料の給与量が多いかもしれない、という農家さんだ。
セリ前の子牛を見る。 発育は悪くない。
一応、今給与している配合飼料の量も聞くのだが、粗飼料をどれくらい食べているか、ということも尋ねてみる。
配合飼料の給与量は分かっていても、粗飼料の給与量(キロ)を答えることができる人は少ない。
ただ・・・
すぐに答えを出せる人は、子牛を高く売っている方(篤農家さん)だ。
”この牛、7キロ(粗飼料を)喰いますよ・・・”
こういう答えをする方に安く売っている繁殖農家さんはいない。
セリで買われた子牛は、肥育農家さんのところへ行き、ほとんどの場合、先ず粗飼料主体で食べることになる。
この時、粗飼料をどれだけ食べるか、喰いつきの良さ、食べる早さ・・・
ここら辺で、ある程度、牛の評価(繁殖農家さんの評価でもあります)がされるんだ・・・
”やっぱり、玖珠(大分)のKさんの子牛はイイんだよね・・・”
知り合いの佐賀の肥育農家さんは、Kさんの子牛を好んで買う。
子牛の価格が少し高くても、信頼できる方の牛が欲しい、これが肥育農家さんの意見だ。
子牛セリ前に、きちんと粗飼料を喰い込んでいることが大切なんだ。
(もちろん、配合飼料も大事です)
セリ前の子牛は、粗飼料を 4キロ以上 は食べてて欲しいな、と個人的に思っています・・・
Sさん、もし良ければ、一度 粗飼料の量を計ってみて下さいね。
それだけで、大きな一歩になると思います。