営業マンの放浪日記

今日の話

岩本尚吾の日記2013/03/07

 

 

 

鹿児島の繁殖農家さんのところへ行ってきた。

 

 

 

 

子牛の発育も良く、セリでの子牛も大きい。

 

 

 

 

でも、もしかしたら、少しだけ、配合飼料の給与量が多いかもしれない、という農家さんだ。

 

 

 

 

セリ前の子牛を見る。   発育は悪くない。

 

 

 

 

一応、今給与している配合飼料の量も聞くのだが、粗飼料をどれくらい食べているか、ということも尋ねてみる。

 

 

 

 

配合飼料の給与量は分かっていても、粗飼料の給与量(キロ)を答えることができる人は少ない。

 

 

 

 

ただ・・・

 

 

 

 

すぐに答えを出せる人は、子牛を高く売っている方(篤農家さん)だ。

 

 

 

 

”この牛、7キロ(粗飼料を)喰いますよ・・・”

 

 

 

 

こういう答えをする方に安く売っている繁殖農家さんはいない。

 

 

 

 

セリで買われた子牛は、肥育農家さんのところへ行き、ほとんどの場合、先ず粗飼料主体で食べることになる。

 

 

 

 

この時、粗飼料をどれだけ食べるか、喰いつきの良さ、食べる早さ・・・

 

 

 

 

ここら辺で、ある程度、牛の評価(繁殖農家さんの評価でもあります)がされるんだ・・・

 

 

 

 

”やっぱり、玖珠(大分)のKさんの子牛はイイんだよね・・・”

 

 

 

 

知り合いの佐賀の肥育農家さんは、Kさんの子牛を好んで買う。

 

 

 

 

子牛の価格が少し高くても、信頼できる方の牛が欲しい、これが肥育農家さんの意見だ。

 

 

 

 

 

 

子牛セリ前に、きちんと粗飼料を喰い込んでいることが大切なんだ。

(もちろん、配合飼料も大事です)

 

 

 

 

 

 

セリ前の子牛は、粗飼料を 4キロ以上 は食べてて欲しいな、と個人的に思っています・・・

 

 

 

 

 

 

Sさん、もし良ければ、一度 粗飼料の量を計ってみて下さいね。

 

 

 

 

 

 

それだけで、大きな一歩になると思います。