ある繁殖農家さんのところへ行って来ました。
粗飼料は朝1回給与なので、夕方は朝やった草を寄せるだけです。
この時の時間は午後5時。 それでいて、これだけ粗飼料が残っています。
この農家さんは、12町の集草地を持っていますが、
それ以外にも朝からあぜ草を刈ったり、いろいろな手を使い!?草を集め、足りない分は購入しています。
まわりの農家さんからは、
”そんなにたくさんやったら、もったいないじゃないか” と言われるらしいですが、
もったいない ということはありません。
粗飼料が十分あると母牛のストレスが少なくなります。
粗飼料が豊富にあり、ストレスが少なくなると、
産まれてくる子牛も元気な子が生まれやすいし、発情もきちんときやすいです。
☆もちろん、粗飼料だけの話ではありませんが・・・
母牛 と お腹の子牛 のために何ができるか、そのために何をするのか ということだと思います。
この繁殖農家さんの子牛は、肥育農家さんにとても人気があります。
ある意味、指名買い(この方の名前を見て肥育農家さん達が買っています)されています。
それだけ、この農家さんの子牛が大きくなる(喰い込む)、ということだと思います。
”信頼できる繁殖農家さんの子牛だったら、5万円高く買っても大丈夫”
肥育農家さん達は言います。
肥育農家さんからの信頼を得ること・・・
時間はかかりますが、繁殖農家さんにとっての理想のカタチだと思います。