営業マンの放浪日記

牛床についての考え方

岩本尚吾の日記2012/07/03

 

 

 

 

牛の床は、頻繁に掃除して、いつもキレイに保つほうが良い。

 

 

 

 

もっともな意見だと思います。

 

 

 

 

でも、個人的には  ”床替えはなるべくしないほうが良い”  と思っています。

 

 

 

 

すぐグチョグチョになってしまう(臭気も出てしまう)じゃないか・・・

 

 

 

 

と言いたいのは分かります。

 

 

 

 

もちろん、グチョグチョになったら、床替えしなければいけません。

 

 

 

 

すぐグチョグチョになるという環境は、

 

 

 

 

広さ(牛房)に対する飼養頭数が多いか、もしくは、敷料が少な過ぎるか、

 

 

 

 

牛舎環境にもよりますが、このどちらかだと思います。

 

 

 

 

僕が言いたいのは、

 

 

 

 

”グチョグチョにならない密度と環境で牛を飼い、できるだけ床替えをしないようにする”

 

 

 

 

できるだけ広く飼う、というのは難しい方も多いので、

 

 

 

 

”あえて、床替えをしなくても良い環境に仕向ける!?”  という意味かもしれません。

 

 

 

 

 

牛のことを思って、床を頻繁に替える方が多いが、

 

 

 

 

ショベル や ボブキャット などが牛床に入って、ウンコを出すことは、牛のストレスだと思います。

 

 

 

 

床替えをしたら、牛達が暴れるし、滑ったりする事故も多くなります・・・ 

 

 

 

 

せっかく床(牛にとっての敷布団)ができても、また交換されてしまいます・・・

 

 

 

 

その上、敷料代 もかかるし、時間 や 労働力 もかかってしまいます。

 

 

 

 

牛舎環境にもよるので、すべての方に当てはまるとは思わないが、基本的にはそういう考えです。

 

 

 

 

 

ここで、ある肥育農家さん(アースジェネターを全頭給与しています)の話をします。

 

 

 

 

この方は、1マス(6m×4m)に 3~4頭 入れて牛を飼っています。

☆各マスに、直下型の扇風機もあります 

 

 

 

 

基本的に、移動は、導入時だけで、導入から出荷まで、同じ場所で牛を飼っています。

 

 

 

 

もちろん、床の状態が悪くなると敷料を替えますが、基本的には変えない方向で管理しています。

 

 

 

 

これは、その方の牛舎写真だが、出荷後も床をそのままにして、次に導入した子牛を入れます。

 

 

 

 

 

 

 

病気のことを考え、出荷後は全部ウンコを出して、新しい敷料を入れ、導入牛に備えるという方も多いが、

 

 

 

 

床は乾いているし(厚さ15~20センチ)、臭気もほとんど無いし、

 

 

 

 

 

床はウンコで出来ているので善玉菌優勢!?(アースジェネター給与により)だろうし、

 

 

 

 

牛床の善玉菌優勢論は、怪しい!?かもしれないが・・・ 

 

 

 

 

それはさておき  ある意味  床を変える必要がないんです・・・

 

 

 

 

 

そのまま、導入牛を入れて(その写真)、

 

 

 

 

 

導入猫!?も入れて・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

たまたまですが、猫も快適に寝ていました・・・ 

 

 

 

 

 

 

できるだけ床替えをしないような環境で牛を飼うことが、

 

 

 

 

労働時間減少にもなるし、敷料代減少にもなるし、

 

 

 

 

牛のストレスの減少にもなるし、環境にとっても良いし・・・

(床があったほうが、グチョグチョになりにくいし、お腹も冷えません)

 

 

 

 

良いことが多いと思います。  

 

 

 

 

床替えをしなくても良い、飼育頭数・環境で牛達を飼うことが、

 

 

 

 

牛にとっても人間にとってもストレスの軽減になり、経営にとってもプラスになると思います。

 

 

 

 

 

 

 

当たり前のことかもしれませんね・・・