営業マンの放浪日記

肥育農家さんの話・・・

岩本尚吾の日記2012/06/18

 

 

 

”今、去勢が70万ちょっと、メスが65万くらいじゃないかな・・・” 

 

 

 

 

ある肥育農家さんが言っていた。 

 

 

 

 

これは、某県 全体の肥育牛の売りの 平均価格だ ・・・

 

 

 

 

肥育期間は 人それぞれだが、平均 約20ヵ月。

 

 

 

 

コストも、もちろん 人それぞれだが、平均 約40万円。

 

 

 

 

今の枝肉価格だと、子牛価格が、去勢なら30万円ちょっと、メスなら25万円で、トントンという感じかもしれない。

 

 

 

 

もし、この価格で子牛を買っていたらの話だ・・・

 

 

 

 

結構、厳しいですよね・・・

 

 

 

 

もちろん、肥育農家さんだけでなく、繁殖農家さんも、

 

 

 

 

エサの価格が上がっていて、子牛価格は下がっているので厳しいと思います・・・

 

 

 

 

 

その中で、考えることは・・・

 

 

 

 

 

無駄なものを省き、とことんコストを減らすこと。

 

 

 

 

みんなが考えることだと思います。

 

 

 

 

これはとても重要なことなのですが・・・

 

 

 

 

ただ・・・     

 

 

 

 

コスト削減を考えるあまり、大切なものまでコスト削減する方がいます。

 

 

 

 

見た目のコストは削減したけど・・・

 

 

 

 

実は、病気が増えているとか、事故が多くなったとか、枝肉重量が少なくなっているとか・・・

 

 

 

 

そういう方も多いです。

 

 

 

 

無駄なものは省くけど、大切なものにはきちんとお金をかける

 

 

 

 

というのが儲かっている方の考えです。

 

 

 

 

当たり前じゃないか、と思うかもしれません。

 

 

 

 

でも、これができている方は少ないです。

 

 

 

 

厳しい現状なのに、今以上にコストをかける  という考えが難しいからかもしれません。

 

 

 

 

 

 

  

やりたいことはあるけどお金がないんだよ という方は、手間(牛のための時間)をかけて下さい・・・

 

 

 

 

 

 

 

今の枝肉単価でも平均100万円以上で売っている肥育農家さんがいます。

(ちなみに、ブランド牛の方ではありません)

 

 

 

 

牛舎に行き、話を聞くと、納得させられます。

 

 

 

 

牛のために、牛のストレスをできるだけ減らすために、コストをかけるべきところにはかけています。

 

 

 

 

牛達のために大切なことをやっていれば、必ず牛達が返してくれるのです。

 

 

 

 

儲かっている繁殖農家さんを見ても同じです。

 

 

 

 

 

 

 

牛舎は古くても!?  やることやっているんです・・・   

 

 

 

 

 

 

 

もし現状に不満を抱いている方がいるとすれば、もう一度自分をみつめて下さい。

 

 

 

 

 

できること たくさんありますよ。