大分の繁殖農家Sさんのところへ行って来ました。
ご自宅の隣りに牛舎があり、ここに母牛79頭も飼っているのかと驚いてしまうほどビッシリ牛がいます・・・
普通、このような環境だったら、繁殖成績が悪かったり、子牛の発育が悪かったりするのですが、
Sさんは気合い!?が違いますので、そんなことはありません。
限られた環境の中できちんと管理していて、1年1産させながら、子牛も良い感じに育っています。
母牛(つなぎ飼い)の発情は、牛の下に敷いているノコクズの乱れを見て確認、
あやしい牛はパドックに出して再確認。
子牛(人工哺育しています)は、離乳する時にストレスがかかるので、
離乳後も 少しの間だけ哺乳ボトルでお湯をやっていたり、
実は 6回に分けてエサをやっていたり(回数を増やしたほうが採食量は上がります)・・・
理屈は分かっていても、なかなか行動できないことばかりなのですが、
”僕は当たり前のことをやっているだけですよ” と Sさんは言います・・・
Sさんの牛は、今月の 玖珠子牛セリの去勢トップ だったと思います。
Sさん 気合い が違いますよね・・・
もちろん、ここまでやらなくても良いと思いますが、
人それぞれ 自分なりに できることは一つずつやっていきましょう。
自分に すべて返ってきますよ。