さて前回の山本牧場さんの続きです!
今回は牛舎の方に目を移してみましょう!
牛さん達もボロも付かずとても綺麗でノンビリ、ゆったりしています
ここで、牛床に注目して下さい!
もう一枚…別な牛房の写真です。
敷料がタップリ…
特に、これから寒くなる時期には牛さんもコンクリートの冷たさよりも、柔らかな断熱材?の床が大好きです。
しかし…オガクズとかが手に入りにくい(入っても高価)な地域ですけど、この敷材はいったい何でしょう?
チョッと拡大してみます!
何か色々なものが混じっているようだぞ~っ?
さらにズームアップ!
これです!
う~む、ナ~ルホド!
この地域はサトウキビの産地です。
このサトウキビのバカス、ハカマは地元で十分手に入ります。
でも、モミガラも見えます。
モミガラ?
この辺ではコメは作っていないのに…。
尋ねてみると、どうやらモミガラは九州本土からトランスバックでとても安く購入できるとか…。
こうしてコストを安く抑えられる材料をかき集めて…ブレンド敷料の出来上がりです!
コストも安いのでお腹が濡れたり、冷えないように厚めにタップリ敷いています。
このブレンドが堆肥を作る時にもとても効果的です。
様々な形状の物をブレンドする事によって通気性が確保され、発酵の立ち上がりが良くなります。
山本牧場さんの堆肥発酵が良好なのも、この事も一つの要因になっています。
この厳しい時代だからこそ、大切な事は…
もし、オガクズが手に入らないなら、自分の置かれている環境の中で、
それに代わって出来る物は何かないだろうか?
…と、いろいろ試行錯誤し、工夫してやってみる事です。
ここでは敷料での事例をお話ししていますが、このような事は敷料の事だけには限りません。
牛さんを世話する上で、病気の要因になるだろうあらゆる事に関しても言えます。
それはすべて皆さんの“大切な牛さん達のために”です!
その結果は…そう、牛さん達が必ずお返ししてくれますって!
ぜひ皆さんも、大切な牛さん達のために一生懸命知恵を絞って、色々な工夫をしてみて下さいねっ!
その成果は…
もう一度言います!
アッ!スミマセン!!
もう解って頂けますよねっ!