営業マンの放浪日記

減らす勇気

岩本尚吾の日記2011/06/24

 

 

熊本県の酪農家Mさんのところへ行ってきました。

 

 

 

 

フリーバーン牛舎で 現在の搾乳頭数は 53頭。

 

 

飼養管理も、しっかり出来ている方です。

 

 

九州の夏はとても暑いので、暑さ対策も必要になります。

 

 

扇風機はもちろん!?たくさん付いています・・・

 

 

 

Mさんの場合、夏場は、牛舎の屋根に水を流して、牛舎の温度が上がらないようにしています。

 

 

九州の夏はバリ暑いです・・・ 

 

 

僕は、九州出身の九州担当なのですが、あまりにも暑過ぎて、夏に九州へ行くのを控えています・・・ 

 

 

今回Mさんが言っていたのは・・・

 

 

”今年になって、頭数が増えて搾乳牛が今までで一番多い 60頭になったけど、

 

 

乳頭を踏む事故が出たし、
(乳牛は、オッパイが大きいので、自分で自分の乳(乳頭)を踏むことがあります)

 

 

牛群全体の調子もなんとなく良くなかったから、

 

 

頭数を減らしたら、

 

 

乳量もほとんど変わらないし、牛達の状態も良いし、エサの量は減ったし、

 

 

頭数を減らして正解だった”

 

 

ということでした。

 

 

増やした頭数を減らすことって、とても難しいです。

 

 

頭数が増えたら、手取りの収入は増えるし
(1頭当たりの利益は分からないのですが・・・)

 

 

なんとなく良い気がします。

 

 

ただ・・・

 

 

頭数が増えて、良いことは、基本的にありません。
(牛舎や豚舎が、ガラガラに空いている場合は別ですが)

 

 

頭数が増えると、床も湿りやすくなるし、

 

 

ケンカしたり、エサが食べにくくなったり・・・

 

 

というストレスが出てきます。

 

 

 

人間でも、数が多くなると同じようなことが起きますよね・・・ 

 

 

 

なんにせよバランスが大事だと思います・・・ 

 

 

 

頭数が増えると(増やす前と比べ)、目も行き届かなくなりますし・・・

 

 

 

今まで調子良かったのに、最近調子が悪くなった・・・

 

 

という方がいたら、単純に頭数の問題かもしれませんよ・・・