皆さん、こんにちは!
先日、とあるセミナーにて、畜舎でのハエ対策についてのお話を伺いましたので
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが
その一部を紹介させていただきたいと思います。
まず初めに、牛舎で見られる主なハエの種類としては
・イエバエ
・サシバエ
の2種類が挙げられます。
イエバエは、サシバエのように、動物の皮膚を刺すのではなく
口から消化液を出し、分解されたものを舐めとるという行動をするそうです。
サシバエは、針状の口器で皮膚を傷つけて、浸出液を吸って栄養を得るそうです。
これらのハエは、夏の条件が良い時(25℃~30℃)で
1週間~2週間ほどの間に、成虫になるそうです
以前のブログで、紹介させていただきましたが
このハエのライフサイクルに合わせて
堆肥出しをすることで、牛舎でのハエ発生を抑制している方もいらっしゃいました。
サシバエの生態として
基本的に吸血は、朝夕の涼しい時間に行い
気温の高い昼間は、牛舎周辺の草地や日陰で、じっと血液を消化します。
また、吸血後は体が重くなり、高く、遠くまで飛ぶことが困難になっているそうです
このサシバエの生態から
・牛舎に高さ2mほどのネットを張る
・牛舎周辺の草地を除草する、または牛舎の草地側にネットを張る
といった対策が有効的だそうです。
次回から、具体的な対策について書かせていただきたいとおもいます。
つづく