営業マンの放浪日記

発酵牛床(コンポストバーン、バイオベッド)その21New

植田秋良の日記2025/01/26

前回に続き
発酵床牛舎を新築するにあたって
のお話です。

今回は
牛舎のレイアウトについてです。

❷牛舎のレイアウト

牛舎のレイアウトは
発酵牛床タイプの選定から始まり、
間取り(飼養密度、通路、水槽の位置など)
を決めていきます。

(ア)発酵牛床タイプの選定

発酵牛床タイプは
4タイプあります。
掘り下げ式(2タイプ)、
掘り下げ式+かさ上げ式、
かさ上げ式です。
発酵牛床(コンポストバーン、バイオベッド)その13 - 株式会社ラボジェネター

それぞれのタイプで
特徴が異なり
一長一短あります。
発酵床牛舎を新築するなら
掘り下げ式2タイプ又は
掘り下げ式+かさ上げ式タイプ
をおすすめします。

発酵牛床の効果を
最大限に引き出すことができ、
しかも新築しないとできないからです。

(イ)牛の飼養密度

牛の飼養密度は
発酵牛床に限らず
薄いに越したことはありません。

しかし、
建設費のことを考慮すると
限度があります。

飼養密度の目安は
以下の表を参考にしてください。
(これまでの経験をもとに作成)

言うまでもありませんが、
飼養密度が薄いほど
牛の発育や健康状態が
良くなるだけでなく、
発酵牛床の状態も
良くなります。
結果、
より発酵牛床の効果を
引き出すことができます。
ただ、
建設コストは上がります。

一方、
飼養密度が高いほど
牛の管理だけでなく、
発酵牛床の管理も
難易度が上がり、
労力や敷料コストが
上がる傾向にあります。
ただ、
建設コストは下がります。

まさに一長一短です。

私の考えは
できることなら
飼養密度は
薄くした方が良いと思っています。

それは
今後ますます懸念される
敷料確保の問題や
将来の増頭の可能性を
考える必要があるからです。
(もちろん畜主さんの考えが一番)


以上、
今回はここまでです。

次回も
牛舎のレイアウトのお話です。



乞うご期待です!