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発酵牛床(コンポストバーン、バイオベッド)その17
発酵牛床(コンポストバーン、バイオベッド)その17
植田秋良の日記
2024/09/16
(2)維持管理の方法(前編)
発酵牛床の維持管理は
以下に挙げられますように
様々な方法があります。
❶敷料を投入する
❷表面を削る(除糞する)
❸整地する
❹撹拌する
❺床出しする
❻何もしない
などです。
発酵牛床の状態や
(水分、硬さ)
畜種(肉牛、酪農)、
労力、コスト(敷料代)、
などを考慮し、
いずれかを選びます。
(又は複数組み合わせます)
私が知る限り
全く同じ方法を選んでいる
現場は一つもありません。
試行錯誤を繰り返し
自分に合った方法を
確立していくことになります。
では、
一つずつ紹介していきます。
❶敷料を投入する
敷料を投入することは
維持管理において
最も基本的な方法の一つです。
主な目的は
(ア)発酵牛床の水分を調整すること(下げること)
(イ)通気を改善すること(比重を軽くする)
です。
それは
発酵牛床の水分が高くなり過ぎると、
以下のようなことに繋がる恐れがあるからです。
(ア)発酵が促進されない
(嫌気状態に傾き過ぎる)
(イ)牛が(気持ちよく)横臥しない
(横臥しても体が汚くなる)
(ウ)足がとられて歩きにくい
(発情時に乗駕行動をとりにくい等)
(エ)轍(わだち)ができ、寝起き事故のリスクが高まる
以上のように
水分が高くなりすぎると
牛にとって良いことはありません。
しかし、だからと言って
敷料の投入量を過度に増やし
水分を低くし過ぎるのも
考えものです。
(敷料代の負担が大きくなります)
あくまでも目安ですが
水分55%~65%前後に
(踏んでも水分が浮き上がらない程度)
保つことができればいいと思います。
敷料を投入する量や
タイミング(頻度)は
牛の状態や
発酵牛床の状態を見て
試行錯誤しながら
決めていくしかありません。
❷表面を削る(除糞する)
発酵牛床の高さ(厚さ)は
排泄されるふん尿又は
投入される敷料によって
高くなっていきます。
(ただし、発酵状態により一律にそうなるわけではありません)
表面を削る(除糞する)主な目的は
発酵牛床が高くなることで、
以下のようなことにならないようにするためです。
(ア)マスを仕切る柵が開かなくなる
(イ)ホイルローダーなど維持管理に使う重機が天井に当たる
削り方(除糞の仕方)は
ホイルローダーなどのバケットで
前進又は後退しながら行います。
❸整地する
発酵牛床は
なるべく平らな状態を保つことが良いと思います。
(発酵牛床が高水分にならないよう維持した上で)
それは
牛が歩きやすくなることと
寝起きの事故を防ぐ(事故率を下げる)ためです。
(これらは水分状態も強く影響を受けます)
整地は
ホイルローダーのバケットや
(前述した表面を削ることと兼ねる)
後述します耕運機(撹拌)などによって行います。
凹凸がある場所や
水分率が違う場所などを均します。
以上、
維持管理の方法(前編)でした。
次回も引き続き
維持管理の方法(後編)のお話を
いたします。
乞うご期待です!
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