営業マンの放浪日記

2024年3月 南北海道肉牛市場

植田秋良の日記2024/03/20

3月13~14日の2日間、
南北海道肉牛市場が
開催されました。

上場頭数は1,675頭でした
(素牛のみの頭数)

【内訳】
1日目メス386頭、去579頭
2日目メス305頭、去405頭

主な種雄牛は
以下の通りでした。
(上場頭数が多い上位10頭)

北美津久  366頭
(メス150頭、去216頭)
福之姫   276頭
(メス109頭、去167頭)
百合美    83頭
(メス40頭、去43頭)
勝早桜5   82頭
(メス32頭、去50頭)
若百合    72頭
(メス36頭、去36頭)
貴隼桜    72頭
(メス28頭、去44頭)
百合白清2  52頭
(メス14頭、去38頭)
英貞    42頭
(メス18頭、去24頭)
紀多福    40頭
(メス19頭、去21頭)
愛之国    32頭
(メス16頭、去16頭)



平均価格は以下の通りでした。
(税込価格)

メス 556,470円
 (最高886,400円、
  最低158,400円)
去勢 680,570円
 (最高1,047,200円、
  最低165,000円)

前月と比べ、
メス7,918円安、
去勢9,033円安でした。

 

今回は
1日目後半(午後)のみの見学となりました。

その中で感じた事を中心に
お伝えいたします。

去勢は
おおむね30万円台~80万円台で推移。
50~70万円台が多い印象でした。
80万円以上はわずかでした。

メスは
おおむね30万円前後~70万円前後で推移。
40~50万円台が多い印象でした。
70万円以上はわずかでした。

前月に引き続き
北美津久産子が最も多い上場頭数となりました。
(全体の約20%)

この傾向はしばらく続き、
その割合も増えてくるでしょう。

去勢、メスともに
骨格、体高、幅、肋張りなど
しっかりした個体が多く、
価格も高めに推移していました。
(特にメス)

しかし、
上場頭数が多くなるにつれ、
牛のバラツキも見られるようになり、価格差もでてきました。


一方で、
注目の若手種雄牛の1頭である
福之鶴産子が5頭ほど
(福之姫×美津照重×忠富士:家畜改良事業団)
上場されました。

 
(写真中央が去勢の福之鶴産子)

体高、幅、前駆や後躯など
バランスが良く、
綺麗な体型をしていました。

今後は
徐々に上場頭数が増えてくると思います。

楽しみですね~!

では参考までに
高額で取引された牛の結果をお知らせいたします。
(セリ価格)

【去勢】
百合白清2-福之姫-安福久     
 294日377㎏  936,000円

福之姫-安福久-平茂勝     
 265日335㎏  841,000円

福之鶴-美国桜-平茂晴    
 236日318㎏  826,000円

若百合-勝早桜5-安福久    
 284日366㎏  782,000円

北美津久-美国桜-百合茂    
 280日332㎏  761,000円

英貞-美国桜-勝忠平
 320日388㎏  731,000円

勝早桜5-白鵬85の3-安福久     
 313日333㎏  721,000円

【メス】
北美津久-勝早桜5-安福久     
 294日361㎏  730,000円

北美津久-隆之国-安福久     
 291日301㎏  724,000円

福之姫-安福久-白鵬85の3     
 294日346㎏  720,000円

北美津久-白鵬85の3-第1花国     
 298日352㎏  701,000円


続いて
F1の結果を簡単にお知らせします。

上場頭数は
メス183頭、去勢22頭でした。

平均価格は以下の通りでした。
(税込)

メス 320,180円
 (
最高452,100円、
  最低47,300円)
去勢 340,000円
 (最高408,100円、
  最低273,900円)

前月と比べ、
メス2,677円安、
去勢7,208円高でした。


以上、
簡単でしたが、
市場結果でした!