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発酵牛床(コンポストバーン、バイオベッド)その12
発酵牛床(コンポストバーン、バイオベッド)その12
植田秋良の日記
2024/03/09
期待される効果の続きです。
(最終編)
(3)コスト(敷料代)削減
発酵牛床の運用により、
床が長持ちすることで、
『省力化』
に繋がると同時に
『コスト(敷料代)削減』
にも繋がります。
敷料は
オガクズや麦ワラ、稲ワラ、
モミガラなど色々ありますが、
大抵の場合、多大なコストが掛かります。
また、
地域や敷料の種類によって
品薄傾向にある物や
価格が高騰している物もあります。
発酵牛床の現場において、
コスト(敷料代)削減の効果が
最も期待できるのは、
『省力化』
と同じ肉牛現場です。
条件次第では
大幅なコスト削減を図ることができます。
実際、
冬期間に1回~数回のみの
敷料投入で
牛も発酵牛床も
良好な状態を保っている現場もあります。
一方で、
効果を感じにくいのは、
酪農現場の泌乳牛舎です。
(ふん尿の排泄量が多い上、ふん便の水分が高いため)
しかし、
酪農の泌乳牛の場合は、
最も牛のストレス軽減が期待され、
様々な疾病が減少することにも繋がります。
その結果、
治療費や労賃などのコストが抑えられ、
総合的に見ると
『コスト削減』
に繋がっていると
考えることもできます。
(4)
堆肥の品質向上
発酵牛床の堆肥は
いずれかのタイミングで床出しされます。
(ただし、それは全量ではなく、あくまで部分的です。)
発酵牛床の発酵が安定すると、
床出した後の堆肥は
発酵の立ち上がりが良くなります。
(ただし、積み方などポイントを抑えることが重要です)
有機物などを発酵させる上で
『発酵の立ち上がり』
は
最も重要なことの一つと思われます。
発酵の条件が揃っているから、
発酵の立ち上がりが良くなります。
もちろん、
その後の切り返しなどの作業も重要です。
そして、
十分な発酵期間を経ると
良質な堆肥に仕上がります。
発酵の立ち上がりの良さが
堆肥の品質向上へと繋がるのです。
良質な堆肥は
圃場にとって良いだけでなく、
敷料(戻し堆肥)としても再利用できます。
発酵牛床に投入すれば、
さらに発酵が安定する上、
コスト(敷料代)削減にも繋がり、
一石二鳥です!
(5)
その他
酪農では、
フリーストール牛舎を運用している現場の多くが
液状化(スラリー)による堆肥の発酵(処理)方法を
選んでいます。
スラリー堆肥の場合、
大きな処理(貯留)施設が必要になり、
維持管理費なども含め、多大な費用が掛かります。
一方、
発酵牛床の場合は
(繋ぎ牛舎の場合も)
そのような施設が不要なため、
多大な費用や労力が掛かりません。
これは
発酵床牛舎の隠れた大きなメリットです。
(もちろん、
スラリー堆肥の場合は
敷料の使用量が少ないなど
メリットも沢山あります。)
また、話が変わり、
少し戻りますが、
期待される効果(1)
牛のストレス軽減
での
補足説明をいたします。
酪農現場にて
『平均産次数の増加』
が期待される、
というお話をしました。
その結果、
『個体販売の増加』
に繋がる、
ということも付け加えておきます。
個体販売の相場が良い時ほど、
多大な収益増になりますね!
以上、
発酵牛床の運用によって
期待される効果についてでした!
次回は、
発酵牛床の構造・つくり方についてです。
乞うご期待です!
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