営業マンの放浪日記

砂のベッド

礒匠の日記2024/03/09

皆さんこんにちは。
今週は北海道におりまして
とある、酪農家さんにお邪魔させていただきました

こちらの農家さんは
砂のベッドを利用しています
砂ベッド
日本ではまだまだ主流ではありませんが
アメリカなど海外では砂を敷料として活用している牧場も多く
こちらの農家さんも何度か海外に視察を行い
導入を決めたそうです。

砂のベッドを導入したことでのメリットは
乳房炎・蹄病の減少があったそうです
無機質の敷料のため
比較的、菌が増殖しづらいという面があるそうです

また、砂で蹄が程よく削れるため
削蹄の回数も年に2回と減らすことができました

更には、砂のおかげで通路が滑りにくくなり
股裂きなどの事故もほとんどなくなったようです

牛にとってはとても良い環境かもしれませんね

しかし、反面
導入コストが高いということがあげられます

糞尿と敷料の砂を分けるのにサンドセパレータという
大型の機械とその施設に費用がかかります
サンドセパレータ
また、今は敷料用の砂も手に入りづらいとのことでした

もう少し、日本でも普及してくれば
多少はコストも下がるかもしれませんが

そこは、なかなか難しい部分ともいえると思います

しかし、疾病が減り、淘汰率の減少、生産性の向上
を考えると、費用対効果は見込めるなと思います