7/2に鳥取西部農協で開催された松本先生の講演会に参加してきました。
今回の話題はモチロン口蹄疫に関してです。
今は全国的にもそうだと思うのですが、畜産関係者が大勢集まるイベント等は防疫を理由にほとんど中止されています。
そんな状況の中、こんな時期だからこそ生産者や関係者に対し
「口蹄疫ウィルスとはどういうもので、どういう性質を持っているのか?をしっかり知って貰うべきだ。
そして、その上で初めて速やかで、穴のない地域の防疫体制が可能になる!」
と言う考えでこの勉強会を企画推進された高橋畜産課長の勇気に、
そして開催された農協関係者の方々の英断に敬意を表します。
では、その会場の様子からです。
テーマを拡大します。
講演開始前、松本先生の様子です。
“オッ! カワイコチャン達はあっちの席か…!
講演目線は右30度で決まりだな…”と独り言
モチロン!私には聞こえていません!!
会場は100名ほど入る会議室も満席状態。
元ギャル?も前列に陣取っておりました!
講演会開始!
内容はまず、敵…つまり目に見えない口蹄疫ウィルスを知るというで、
その特性、弱点、その撃退方法などをいつものように解りやすく解説。
お化けと一緒で、相手がなんだか解らないから怖いのであって、
知ったらその対応の仕方が解るから、やることさえチャ~ンとやってい
ればそれ程怖がる必要は無いですよぉ~っ!
講演はいよいよ核心に突入!
宮崎口蹄疫での拡大原因は、初動対応のミスと防疫作業命令系統が
確立されていず、現場に周知徹底されていなかったが故の現場及び
防疫作業関係者による感染拡大が大きな要因。
しかし、今からしなくてはいけない事は、決してその「犯人探し」をする事
ではなく、同じ失敗を繰り返さないために
宮崎での事例と事実をしっかり検証し、
全国各地域にて穴のない防疫システムを構築する事が必要。
もう一つ、今回の被害の拡大は直接生産者のみならず、
全国的に色々な地域の様々な産業にも大きな被害を及ぼしている。
したがって、宮崎県だけを悪者にするのではなく、全国にいる同じ畜産
業の仲間としてのみならずその関係者、消費者をも含めた方々が
日本の大切な産業を再生し、
守るために一丸とならなければならない!…と締めくくりました。
本当にその通りだと思います。
起きてしまった事をいつまでも悔やんでいても、
何の解決にもなりません。
大切な事は、二度と同じ過ちを起こさないために、
何をどうしていかなければいけないか?という解決方法を
見いだす為に努力、実現することです!
是非、皆の知恵を出し合って
将来の為にも“素敵な財産”を残してあげましょうね!!