2024年1月　南北海道肉牛市場

植田秋良の日記2024/01/19

1月17～18日の2日間、
南北海道肉牛市場が開催されました。
（今回は1日目のみ見学）

上場頭数は1,563頭でした。
（素牛のみの頭数）

【内訳】
1日目　メス388頭、去533頭
2日目　メス277頭、去365頭

主な種雄牛は以下の通りでした。
（上場頭数が多い上位10頭）

福之姫　　 271頭
（メス105頭、去166頭）
北美津久　 215頭
（メス85頭、去130頭）
貴隼桜　　 90頭
（メス39頭、去51頭）
勝早桜５　 86頭
（メス31頭、去55頭）
百合美　　74頭
（メス32頭、去42頭）
若百合　　 64頭
（メス43頭、去21頭）
英貞　　　　58頭
（メス24頭、去34頭）
百合白清２ 56頭
（メス18頭、去38頭）
美国白清　　39頭
（メス13頭、去26頭）
紀多福　　 38頭
（メス19頭、去19頭）

平均価格は以下の通りでした。
（税込価格）

メス　551,943円
（最高929,500円、最低165,000円）
去勢　673,806円
（最高972,400円、最低110,000円）

前月と比べ、
メス19,382円安、
去勢30,639円安でした。

相場は前回より下がったものの、
他地域と比べ、まだまだ高い印象。

去勢は
概ね50万円前後～70万円前後。

前回より上物が伸びませんでした。
（80万円以上が減少）

高値は依然として、
福之姫でしたが、
北美津久の上場頭数が増えてきたことにより、
以前のような一強状態ではなくなりました。

一方、北美津久は
牛の表現型（発育）が良好な上、
価格も高値安定。
（概ね70万円前後～80万円前後。）
バラツキも少なく感じました。

そのほか、
百合白清2、若百合、勝早桜5、
安亀忠、美津金幸などの価格は
概ね60万円前後～70万円前後でした。

続いてメスは
概ね40万円前後～70万円前後。

下物が高く、
去勢と比べ、
価格差が小さかった印象。

高値は
言うまでもなく北美津久。
ほぼ一強でした。

北美津久のメスは
牛の（表現型）発育も良く、
去勢よりも評価が高いのが特徴。
多くが70万円前後以上でした。

肥育用だけでなく、
おそらく繁殖用としても
引き合いが見られたものと推測されます。

そのうち上場頭数が
福之姫を抜いて、
最も多く上場されることと思います。

そのほか、
福之姫、勝早桜5などは
概ね60万円前後でした。

では参考までに
高額で取引された牛の結果をお知らせいたします。

【去勢】
北美津久－安福久－百合茂
　298日355㎏ 875,000円
福之姫－安福久－平茂晴
　307日356㎏ 848,000円
福之姫－耕富士－安福久
　298日360㎏ 821,000円
北美津久－勝忠平－安福久
　296日369㎏ 798,000円
若百合－百合茂－安福久
　294日341㎏ 720,000円
百合白清2－安福久－百合茂
　303日344㎏ 702,000円

【メス】
北美津久－勝忠平－安福久
　303日320㎏ 780,000円
北美津久－平茂晴－安平
　263日318㎏ 756,000円
北美津久－平茂晴－百合茂
　272日316㎏ 727,000円
勝早桜5－安福久－平茂勝
　279日342㎏ 682,000円
貴隼桜－百合白清2－安福久
　317日345㎏ 639,000円
福之姫－勝早桜5－安福久
　304日342㎏ 536,000円

続いて
F１の結果を簡単にお知らせします。

上場頭数は
メス177頭、去勢51頭でした。

平均価格は以下の通りでした。
（税込）

メス　297,625円
（最高487,300円、最低146,300円）
去勢　324,737円
（最高400,400円、最低201,300円）

前月と比べ、
メス28,301円安、
去勢19,665円安でした。

以上、
簡単でしたが、
市場結果でした！

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