営業マンの放浪日記

酷暑の夏を終えて

植田秋良の日記2023/10/26

前代未聞とも言われる酷暑の夏が過ぎました。

気が付けば、季節はもう秋。
(紅葉狩りのシーズン到来!)

 

・・・どころか、

北海道では、
初冬の時期を迎え、
ちらほら初雪の知らせが届いています!

暑かった頃が遠い過去のようです・・・。

何だか寂しささえ感じてしまいます。


さて、そんな中、
とある酪農家さん(北海道)を訪れました。

 

北海道も例外なく酷暑だったため、
たくさんの現場では、
今までにないダメージを受けたとの声を
耳にしました。

(採食量が減り、乳量が減り、
乳房炎が増え<重症化も>、
熱中症になる等の事例が散見)

しかし、
こちらの酪農家さんでは、
やや乳量が落ちたくらいで
(36㎏/日/頭から1~2㎏減)
ほとんど影響を受けなかったとのこと。


なんと!!!

 

そこで
農場さんにお話をお伺いしました。

農場さん曰く、
それは
以下のことが関係しているのではないか、
とのことでした。

❶ミスト(細霧装置)の稼働

❷扇風機の稼働増

❸給餌回数の増加
 (1回/日 → 2回/日)

❹エサ押しする回数の増加
 (複数人により1日10回以上の実施)

❺TMRへの加水量を増量
(選び食いを防ぐ狙い)

 ※3.5t/日(給餌1回分) 
→ 5t/日(給餌2回分)

❻その結果、採食量が落ちなかった

 

実に多くの対策を
講じていたのですね!

また、
夏場の落ち込みの回復も早く、
涼しくなった今時期も
牛の状態は良いとのことでした。


とても素晴らしいですね!


ただ、暑熱対策については、
個々の農場さんにより
考え方が異なるため、
必ずしも一定ではありません。

対策を講じるのかどうか、
何をどのようにするのか、
費用対効果を考慮し、
農場さんに合ったやり方を
見つけるのが望ましいと
思われます。


果たして来年の夏は
どのような夏になるのでしょうか??