営業マンの放浪日記

一貫農家さんの強み

岩本尚吾の日記2023/08/13
いつもありがとうございます。
東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。
皆さま いかがお過ごしでしょうか。
今は、北海道にいます。
こちらは快晴が続いていたので(地域にもよるのかもしれませんが)良い感じの牧草が取れているようです。
イイ牧草が取れると牛たちにとっても、農家さんにとっても良いですよね。
いろいろな意味でなかなか厳しい時代ですので
牛たちが健康に育つということが(もちろん、農家さんの健康もそうなのですが)大切だと思っています。
暑い毎日が続きますが、くれぐれもお身体大切にしてくださいませ♥
ところで・・・
少し前に、ある九州の肥育農家さん(母牛も70頭います。産まれた子牛は肥育しています)のところへ行ってきました。
とても優秀な農家さんですよ。
その農家さんの子牛を見ると・・・
自家産の子牛 と 家畜市場から買ってくる子牛は
同じ月齢でも表現形がまったく違います。
農家さん(自家産)の子牛は どちらかといえば痩せています。
子牛の時にセリに出すわけではないので、見た目を良くする必要がないからです。
農家さん:”自家産と市場導入の牛を比べると、自家産の子牛の方が成績は良いです(利益率が圧倒的に高いです)。
      自家産の子牛たちは、生まれも育ちも同じ場所なので
     (移動のストレス や 親方《おやかた》変更ストレスなどがないので)
      ストレスが少ないのだと思います。
      あっ、もちろん子牛セリでそういう牛(気に入った牛)を買ってくれば、枝重も取れるし中身は良いのですが
      子牛価格が高くなるので利益は少ない(ほとんどない)です・・・  "
今回行ってきた農家さんとは別の一貫農家さんも同じようなことを言っていました。
一貫農家さんは、子牛を生ませてから肥育牛として出荷するまで30か月前後かかってしまうので
資金の回収は(利益を出すまでに)時間がかかってしまうのですが
牛たちに対してのストレスを少なくして育てることができるので、そのことが一貫農家さんの強みなのかもしれませんね。
ムフフフフ・・・ 

☆ちなみに、写真の上の2頭は 今回話を聞いた方の肥育牛(子牛市場で導入)です。 
 どちらも めっちゃ良い感じですよね。
 ”イイ子牛を買えば良い感じの肥育牛になるんですけど、お金(子牛価格)もかかっちゃうんですよね・・・” 
 ということでしたよ。