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柔軟な思考
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岩本尚吾の日記
2023/07/23
いつもありがとうございます。
東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。
皆さま いかがお過ごしでしょうか。
といいますか・・・
めっちゃ暑くなってきましたね。
今は九州にいるのですが、もうムシムシのバリアツです。
人間も 牛たちも ストレスを感じる季節ですよね。
扇風機(ファン)を増やしたり 細霧装置を付けたり、
いつでも新鮮な水が飲めるようにするなど 牛たちへの環境の改善をよろしくお願いいたします。
話は変わり、九州のある繁殖農家さん Nさん(繁殖母牛 70頭)のところへ行ってきました。
繁殖農家さんなのですが、経産肥育をしたり、調子の良くない子牛(セリに出せないような子牛)を肥育したり
セリで廃用牛を買ってきて種を付けたり、受精卵移植したり、種がつかなかったら肥育したり
いろいろなことをしている農家さんです。
Nさんの牛舎へ行くと・・・
いろいろな牛たちが同じ牛舎にいます。
離乳後の子牛、育成牛、妊娠牛、経産肥育をしている牛などなど・・・
Nさんは、あえていろいろなステージ(大きさ)の牛たちが入れるような牛舎環境にしています。
牛舎(1群の)広さ や 飼槽の高さなどは 同じなのですが
マセン棒の高さを変えることで、いろいろなステージの牛たちを育てることができるようにしています。
実は、今 Nさんは牛舎を建てているのですが、
その牛舎も、子牛でも 母牛でも どんな牛でも入れることができるような作りにしています。
Nさん:”今は、子牛が安くなっているので大変なのですが、
ある意味 セリに参加して気に入った牛を買えるようになりました。
子牛が高い時は 気に入った血統の良いメス牛も高いので買えませんよね。
廃用牛も安くなっているので、利益の出そうな牛は買っています。
経産肥育したり、種を付けたり、受精卵移植をしたり、いろいろできますよね。
セリで買ってくる牛も増えているので、子牛でも、経産牛でも、どんな牛でも飼えるように
今建築している牛舎も、臨機応変に対応できるような作りにしていますよ” ということでした。
なかなか簡単ではないのですが、こういう子牛相場になってしまったら、子牛を出荷するだけでは経営が本当に大変です。
経営が厳しくなってからなにかを変えるというのは難しいのかもしれませんが、
牛たちを大切にしながら、未来のために一歩一歩なにかをやっていきたいですね♥
☆実は先月、Nさんから連絡をもらっていました。
Nさん:”肺炎で子牛セリに出せなかった牛がいたのですが、そのまま肥育したら・・・
関平照ー勝忠平ー安福久(去勢) 出荷月齢 28.7 ロース 90 枝重 535キロ BMS 12 でした。
天文館でお肉食べましょう” ということでした。
Nさん 次回 お肉ごちそうになります!!
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