営業マンの放浪日記

とある離島(隠岐諸島)にて③

植田秋良の日記2023/03/31
さて、離島(隠岐諸島)シリーズ第3弾です。

今回が最終回となります。

シリーズ第1弾でも触れましたが、
隠岐諸島のセリは4か月に1度開催されます。

ちょうど、今月(3月)がセリ開催月でしたが、
なんと・・・
今回初めて、セリを見学してきました!
(セリに牛を買いに行く肥育農家さんやセリを主催するJAの方々のご厚意により、特別に同行させていただきました)

 

セリには、島根県内(本土及び島内)はもとより、
全国各地から肥育農家さんが集まり、
放牧で足腰が鍛えられた素牛を買い求めていました。

セリは3日間行われました。

セリ場は4つの各島にあり、
1日目が午後から隠岐の島町(島後)、
2日目が午前に海士町(島前)、午後に知夫村(島前)、
 (※午前に知夫村、午後に海士町の時もあるそうです)
3日目が午前中に西ノ島町(島前)にて開催されました。

上場頭数は、1市場につき概ね100頭前後。

主な種雄牛は、家畜改良事業団(福之姫など)や
島根県有牛(久茂福など)などでした。

 

日齢は、概ね180日齢前後~300日齢未満。
(市場によって、多少の違いがありました)

体重や金額については、
当然、日齢や血統によって幅があり、様々でした。
(詳細は割愛させていただきます)

そのため、特に若い日齢の牛の評価額を推測することは
難しかったです。

牛は、さすが放牧により足腰が鍛えられているだけあって、
余分な脂が無く、筋肉質な牛が多い印象を受けました。
(セリ時期《3月、7月、11月》により、多少の違いがあるとのことでした)

また、肥育した段階で伸びていくだろうと思われる牛も
多かったです。

今後、機会を見つけて、
肥育期間中の牛の様子も
じっくりと見て行きたいと思っています。


さて今回は、
終始、購買者(肥育農家)さんと一緒に行動させて頂きましたが、
セリ場の地元の方による、おもてなしに感銘を受けました。

まず、購買者の席ごとに
メッセージ付きのお菓子と飲み物が用意されていたことです。
(ちゃっかり私も座らせていただきました!)

 

また、お昼には、
とても美味しくボリュームのあるお弁当や
手作りのお吸い物まで、振舞っていただきました。
(どうもごちそうさまでした!)

おそらく、購買者(肥育農家)の皆さんは
気持ちよくボタンを押されていたことでしょう!


セリ前後の(島間の)移動は、
定期便だけでなく、チャーター船(漁船)を利用しました。

 

チャーター船(漁船)は小型のため、
ものすごい揺れを感じましたが、
風を受けながら絶景を眺めることができ、
貴重な体験をさせていただきました。


そして、
泊まった宿でも部屋から見る景色が絶景でした。

 

今回のセリでは、
様々な貴重な体験をさせていただいた上、
放牧主体で育てられ、足腰が鍛えられた牛達を
目の当たりにすることができ、大変勉強になりました。

最後になりましたが、
今回お世話になりました購買者の皆様やJA担当者の皆様、
隠岐諸島の生産農家の皆様、関係者の皆様に
深く感謝し、厚く御礼申し上げます。

どうもありがとうございました!!



以上、離島(隠岐諸島)シリーズ第3弾(最終回)でした!