3か月前のことですが・・・
熊本のS牧場に行って来ました。
繁殖母牛を35頭管理している一貫農家さんです。
子牛セリでも牛を導入して、自家産の子牛と買ってきた子牛を肥育しています。
Sさんの肥育成績を見ると、圧倒的に自家産の方が良いです。
理由は、5等級以上が出た牛の母牛を残しながら、血統を改良しているからです。
一貫農家さんのため、セリには基本的に子牛を出しませんので、血統はあまり関係ありません。
血統よりも、肥育成績が出ているかどうか、が問題です。
と言いながら・・・
データを見ると、セリで買ってきた子牛でも、BMS 10番出ていました。
その牛の血統は、岩手の菊安舞鶴でした。
さすが、血統はウソつかないと思いました・・・
もちろん、Sさんの飼養管理が一番重要なのですが・・・
ところで、昨年のことですが、牛舎を新しく建て、広くなりました。
肥育牛が28頭入る牛舎です。
正直に言いまして、今まで少し密飼いだったので、バリ嬉しかったです。
広くなったら、以前よりも、床の状態も良くなり、アンモニア臭も少なくなります。
そして、床の状態が良くなるので、床換えの回数も減り、
床換えの時間も節約でき、敷量のコストも減ります。
☆1頭当たり 6m2 あります。 直下型扇風機もついているので、かなり床持ちすると思います。
そして・・・
広くなると、牛達のストレスも少なくなり、病気も少なくなります。
よく食べて、よく寝て、以前と比べ、大きく育ちます。
ということは、枝肉重量も取れて・・・ 儲かって・・・
Sさん いただきます!!
といいますか、今は枝肉単価も厳しいので、
産まれたきた子牛が、大きな病気(事故)も無く、無事に出荷されれば嬉しいです。