このほど、
一昨年前から一部一貫肥育を始められました農場さん
(学校法人八紘学園北海道農業専門学校 日高農場)
の初出荷(肥育3頭)が行われました。
ちなみに新築した肥育舎は
一押しの発酵床式牛舎(掘り下げ)です。
1マス3頭を飼養し、
1頭当りの密度は13㎡と、かなり広めになっています。
さて、結果は・・・・
下記の通り驚きの結果となりました。
❶去勢 30か月
福之姫-菊福秀-安茂勝-福栄
枝重545㎏ A5-12
ロース62 バラ8.5 皮下3 歩留73.6
❷去勢 30か月
福之姫-百合茂-第2平茂勝-福栄
枝重596㎏ A5-12
ロース65 バラ8.9 皮下3.8 歩留73
❸去勢 30か月
美津照重-勝忠平-花清国
枝重517㎏ A5-12
ロース64 バラ8.8 皮下4.2 歩留73.4
(結果、写真とも学校法人八紘学園北海道農業専門学校様提供)
なんと、3頭ともA5-12でした!
枝重も平均550㎏越えです!
血統は好結果が出ている福之姫や美津照重だったものの、
安福久や美国桜などはどこにも入っていません。
しかも❶❷は4代祖の福栄から自家保留をしている牛でした。
今回は(ほぼ)初めての肥育だけでなく、
私が知る限り初めての掘り下げ式発酵床式牛舎による肥育でした。
発酵牛床のメリットである
1,横臥時間や反芻の増加(厚い牛床)、
2,足や蹄への負担減(寝起きが楽々)、
3,厳冬期のエネルギーロスの減少(発酵熱による保温効果)、
4,臭気軽減やハエの減少(発酵による香り)、
5,床の長持ち、
などの効果が
少なからずプラスに働いたのではないかと思います。
もちろん、
定評のある農場さんの素牛づくり(普段は素牛市場に出荷)や
肥育飼料メーカーさんのアドバイスのもと、
農場さんが新しい肥育事業に対し、
一丸となって真摯に取り組まれたことが主要因なのは
言うまでもありません!
あらためて本当におめでとうございます。
今後のご活躍を祈っております!!