北海道の、とある農場さんにお伺いしました。
農場さんでは発酵牛床(かさ上げ式)を始めて4か月。
只今、初めての冬を迎えております。
この農場さんの地域は北海道の中でも特に寒さが厳しく、
連日マイナス20度を下回る日が続いていたとのことです。
さて、まずは牛(7か月齢頃)の状態を確認します。
この寒さで、さすがに冬毛が目立っていますが、
エサの食い込み、肋張り、フンの状態など、
まずまず良い状態のようです。
発酵牛床の状態は
一部凍結しているところがあるものの、
(凍結していないところに)牛は良く寝ており、
問題がないようです。
現在は一時的に予定(乾乳牛)より小さい牛が
入っているため(飼養密度が薄いため)、
牛舎内の気温や発酵牛床の温度が上がりにくく、
発酵牛床の一部が凍結したものと思われます。
凍結の対策として、
敷料の投入量の増加、及び投入頻度を上げる、
(または撹拌)
などが挙げられます。
今回は牛の状態を見る限り、
問題は感じませんでしたが、
今後は牛の状態によって
対策を講じた方が良い時もあるかと思います。
また、凍結した部分は
春先に解けて水分が高くなります。
やはり敷料の投入量の増加や
投入頻度を上げるといった対策が必要になります。
確実に待ち遠しい春が近づいています。
乞うご期待です!