北海道の、とある農場さん(酪農家さん)にお伺いしました。
農場では乾乳牛舎(クローズアップ期)の建設中で、
ほぼ完成していました。
牛舎のタイプはフリーバーンですが、
この度、発酵牛床(かさ上げ式)を活用することになりました。
あらためまして発酵牛床とは、
牛床そのものを発酵させる牛床管理方法です。
発酵型フリーバーン、コンポストバーン、バイオベッド、
踏み込み式牛舎などとも呼ばれています。
弊社商品のアースジェネター(発酵混合飼料)を
給与することで、より上手に活用することが期待できます。
さて、お伺いしましたこの日は、
発酵牛床(かさ上げ式)の床づくりをしていました。
かさ上げ式の発酵牛床の場合、
まずは土台として、コンクリート床の上に
ウッドチップ(又はバーク)を20㎝ほど敷きます。
その理由は、
後に種菌である中熟堆肥などを敷き
牛床を完成させるのですが、
牛床が硬くならないよう弾力を持たせるためです。
また、牛床がコンクリートの冷たさを感じにくくなる上、
隙間ができ通気が良くなります。
発酵牛床にとって、とても有効なことなのです。
次にその上に、中熟堆肥を20~30㎝ほど敷きます。
その前に中熟堆肥の状態を確認します。
今回は、
泌乳牛舎から排泄されるふん尿を固液分離し、
固体のみを発酵させた(途中)ものを使います。
水分、熟度、臭気、温度ともに良い状態です。
それではウッドチップの上に敷いていきます。
堆肥の湯気が立ち込めます。
30㎝ほどの中熟堆肥が敷き詰められました。
この後、発酵の立ち上がりをよくするために
散布用のアースジェネター(PAB)を散布し、
オガクズを薄く敷いて完成です。
牛が入るのが楽しみですね!