いつもありがとうございます。
東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。
皆さま いかがお過ごしでしょうか。
少し前に ある酪農家さんから連絡がありました。
その農家さんと話している中で・・・
農家さん:
”堆肥処理についてのことなのですが
これまでは、堆肥を持って行ける場所(処理をしてくれる場所)があったんですけど
今後はそこに持って行けなくなるかもしれません。
今まではきちんとした堆肥舎も持ってなくて、堆肥作りをやってこなかったのですが
これからは戻し堆肥を活用しようと思っています。
堆肥舎も建てる予定です。
実は、自給飼料を(ほとんど)作っていないので、堆肥を還元できる場所も持っていません。
戻し堆肥を繰り返し活用して、堆肥を外に出さないようにすることはできますか”
と 質問されました。
ムムム・・・ なかなか渋い問題ですよね。
酪農家さん と 堆肥処理の問題は切っても切れない関係だと思います。
もちろん、肉牛農家さんでも 堆肥処理は大変なのですが
酪農家さん(搾乳牛)の場合
1頭当たりのウンコの量と水分量がともに多いので もっと大変になります。
堆肥(糞尿)処理の問題さえなければ
搾乳頭数を 今の2倍~10倍!?にしたいような酪農家さんも少なくないと思います。
個人的な意見では
戻し堆肥の活用により堆肥を外に出さないようにすることは難しいと思っています。
☆もしそういう農家さんがいましたら教えてくださいませ。
搾乳牛のウンコは水分量が多いので
堆肥(糞尿混合物)を発酵させる場合にも(戻し堆肥を作る場合にも)
水分調整材(水分量を少なくするもの《オガクズなど》)が必要になります。
人によっては鶏糞(水分量が少ないもの)などと混ぜているような方もいます。
混ぜるものが増えていくと どんどん、モノ(堆肥や戻し堆肥)は増えていきますよね。
やはり、どこかで外に出すこと(処理をしてくれる場所や畑に還元すること)が
必要になってくると思います。
せっかくなら 戻し堆肥も活用しながら
イイ堆肥を作って草地や畑に還元したいですよね。
そうすれば、 畑作農家さん や 園芸農家さんも喜びます。
イイ循環ができると良いですね。