先日、とある農場さんにお伺いしました。
先月のブログで紹介しました
「楽しみな発酵床牛舎(北海道)」の続編を紹介します。
https://labogenitor.com/diary/detail.html?itemid=2298&dispmid=515
建築中だった牛舎は、ほぼ完成していました。
牛舎内は、明るく涼しい感じがしまして、
とても、さわやかで心地良い空間でした。
屋根は、この牛舎の特徴の一つであります特殊な
半透明のビニールを使用しています。
その主な特長は、
① ビニールハウスより強度が高い
② 明るい舎内
③ コストが安い(鉄骨や木造牛舎と比べて)
などといったことが挙げられます。
一方、発酵牛床の状態は、
土台となる種菌(中熟堆肥)の状態が
抜群に良い感じでした。
臭気が少なく、また、30㎝深部の発酵温度は、
60℃付近に達しているところもありました。
(ちなみにアースジェネターを給与した牛の堆肥です!)
発酵牛床の活用を新しく始める場合、
状態の良い中熟堆肥を種菌として使うことが、
最も重要なポイントのひとつに挙げられます。
そして、牛舎の一角(一マス)には、
もう既に数頭の育成牛が入っていました。
前述した種菌(中熟堆肥)の上にオガクズを敷き、
1週間前に牛を入れたそうですが、
とても心地良さそうですね!
今後は、
牛床の水分や通気状態、
牛の状態(ヨロイの付着、横臥時間など)を見ながら、
敷料の投入量やその頻度、牛床の撹拌などの維持管理を
していくことになります。
ポイントは、なるべく労力とコストをかけず、
牛や牛床の良い状態(しっとりフカフカが理想)を
保つことです。
はたして、
牛や牛床が(農場主さんも)、どのようになっていくか、
今後がとても楽しみです。
乞うご期待です!