先日、とある農場さんへお伺いしました。
すると、牛舎に新品の切断機が置いてありました。
(写真は投入口側)
この農場さんでは1年ほど前から、
かさ上げ式の発酵牛床(前回のブログに図あり)
を活用しています。
敷料は長いままの稲ワラを使っていましたが、
ふん尿と均一に混ざらないことにより、
水分の高い所と低い所のムラができていました。
そこで、切断機を購入し、稲ワラを数㎝に切断しました。
牛床へ投入すると、ふん尿と均一に混ざるようになり、
水分など発酵状態のムラが少なくなりました。
そのうえ、敷料の投入量を抑えることができました。
(写真は吹き出し口側)
参考までに、この切断機の概要です。
*価格は20万円前後
*山本製作所製 CXシリーズ シリンダカッタ はね出しタイプ
*定置型、キャリヤ型、自走型の3タイプあり
*切断の長さは、いずれのタイプも19㎜、47㎜、77㎜の3段式
*この農場さんはヤンマーさんから購入
稲ワラのほか、麦ワラ、牧草にも活用できます。
また、発酵牛床だけでなく、通常の牛床管理の場合でも
同様の効果があると思います。
ふん尿と混ざりやすくなる、
敷料の使用量が減る(少し)、
堆肥の発酵が良くなる、
などの効果が期待できるとすれば、
費用対効果は十分にあるのではないかと思います。
是非、お勧めです!