営業マンの放浪日記

牛舎の紹介

植田秋良の日記2021/04/30
 

北海道の、

とある農場さん(乳肉複合経営)にお伺いしました。

 

これから、または将来、牛舎を建設する予定の方に

参考になればと思いまして、

黒毛和牛の繁殖牛舎と育成牛舎を少し紹介したいと思います。

 

まずは繁殖牛舎です。

飼養頭数は繁殖牛(未経産含む)40頭ほどです。

こちらはビニールハウスで、広さは幅6間×25間です。

平成8年築ですが、最初は幅6間×15間でした。

そして、20年後の平成28年、増頭に伴い、

10間ほど伸ばしました。

基礎は布基礎です。

天井内部(中央)には遮光シートを取り付けています。

牛舎内には、通年、全てのステージの繁殖牛がいます。

マスの幅は、最小2間にすることができまして、

角がある牛や無い牛、月齢、分娩房などのマスに分けています。

1頭当りの飼養密度は平均8.25㎡)

 

繁殖牛の(牛舎外への)移動は基本的にはないので、

牛にとっても人にとっても、とても楽だとのことです。

 

続いて育成舎です。

飼養頭数は20頭ほど(離乳~素牛※自家保留牛含む)です。

こちらは簡易牛舎(平成25年築)で、広さは6間×12間です。

1マスが幅2間×奥行4間になっていまして、

6マスあります。

1マスに34頭いまして、

飼養密度は1頭当り6.6㎡(4頭)~8.8㎡(3頭)です。

 

以上、2つの牛舎をご紹介しました。

とてもシンプルな牛舎で、管理がしやすく、

牛にとっても居心地がいいのではないかと思います。

 

実際、この農場さんの素牛の状態はいつも安定していて、

市場で高く評価されています。

 

 

最後に、この農場主さん曰く、

「もう少し大きめの牛舎を作っておけば良かったかな?」

とのことでした!

 

以上、参考になりましたら幸いです。