皆さんこんにちは。
馬担当の礒です
さてさて、今、北海道各地の馬産地では
仔馬たちが続々と誕生している季節です
このブログを見てくださる方は
馬のことはあまり分からないという方も
いるかもしれませんので
今日は馬のことについて書きたいと思います
馬は季節性の繁殖で
日本の馬は1月~6月生まれがほとんどです
暖かくなり草が伸びていく時期に
仔馬を産み、母子ともに
しっかりと栄養摂取ができるようにということでしょう
そして、馬の妊娠期間は11か月で
発情は春から秋にかけてということになるので
種付けのチャンスというのも多くは無いのです
実際に、種付けをしてもとまらなかった
となれば、数回はチャレンジしますが
それでもだめとならば次の年は子供を産まず
空胎馬という形で1年を過ごすこととなります
ですから、毎年のお産を目指すならば
分娩後の母体の管理
1年間を通してのボディコンディション維持
毎日の健康チェック
病気にかからない
など
気を遣う部分がいっぱいありますね
また、分娩前後はお母さんの体の変化が著しく
放牧草も急激に伸びてくるため食べ物が
変わったことによる腸内環境の変化も相まって
お腹のトラブルが増える時期でもあります
特にこの時期の疝痛予防に役立てる
1つとしてアースジェネターを
給与している繁殖牧場さんが多いです
仔馬が生まれとてもうれしい反面
かなり気を遣う時期でもあるため
繁殖牧場の方たちはお忙しいとは思いますが
健康な仔馬たちが無事に生まれ育つことをお祈りしています!