営業マンの放浪日記

2021年4月 南北海道肉牛市場 結果

植田秋良の日記2021/04/09
 

478日の2日間、南北海道肉牛市場が開催されました。

 

上場頭数は1,595頭(メス722頭、去873頭 ※素牛のみ)で

前月より97頭減でした。

 

主な種雄牛は以下の通りでした。

 

勝早桜5 212頭

福之姫  192頭

愛之国  141頭

美津照重 118頭

美国桜   70頭

若百合   62頭

幸紀雄   54頭

諒太郎   52頭

百合白清2 48頭

鈴音    47頭

 

平均価格は以下の通りでした(税込価格)。 

 

メス 763,762(前月719,018円、前々月720,511円)

去勢 909,391(前月845,046円、前々月842,743円)

 

前月と比べ、メス約4.5万円高、去勢約6.5万円高でした。

 

今月の市場は、

まず一言、とても高かったです。

 

去勢は、60100万過ぎの間で推移しまして、

7080万円台が中心でした。

90万円以上は、いつもより多くみられました。

100万円(100数万円台)以上も数頭確認しました。

 

依然として高値だったのは、

去勢の場合、血統が1代祖に勝早桜5、福之姫、若百合など、

2(3)代祖に安福久、美国桜、諒太郎などの牛でした。

さらに表現型が良く、増体がDG1.0以上で、

3拍子そろった牛は90万円以上していました。

 

一方、血統が良くても、その他が良くなければ、

70万円以下になることも少なくありませんでした。

 

また、逆に2代祖に安福久などが絡んでいなくても、

増体と表現型が良ければ8090万円以上する牛も

見られました。

 

メスは、50100数十万円の間で推移しまして、

6070万円台が中心でした。

(肥育用70万円後半まで)

繁殖用の高値は、80万円以上していました。

高値だったのは、血統が、一代祖に安福久、美国桜、諒太郎

などの牛でした。

表現型が良い上、増体がDG0.9以上の牛が特に高値でした。

 

それでは参考までに、いくつか販売された牛の結果を

お知らせします。(セリ価格)

 

【去勢】

勝早桜5-美国桜-安福久    280346 1,006,000

勝早桜5-白鵬853-安福久292389 1,031,000

幸紀雄-美国桜-安福久      2883331,025,000

紀多福-安福久-忠富士      261353 1,004,000

百合白清2-安福久-忠富士  282358 1,004,000

若百合-美国桜-安福久      284365 1,000,000

福之姫-安福久-勝忠平      290353 999,000

福之姫-諒太郎-金幸        299357 987,000

若百合-諒太郎-飛騨白清    300362 984,000

 

【メス】

安福久-勝忠平-第1花国   317281 1,209,000

美国桜-安福久-神高福    306281 1,087,000

諒太郎-白清853第1花国334252 1,009,000

諒太郎-幸紀雄-安福久    292342 864,000

若百合-安福久-平茂勝    302331 850,000

美国桜-勝早桜5-平茂晴    302384 838,000

勝早桜5-安福久-第1花国  309346 815,000

福之姫-安福久-勝忠平    284305 804,000

 

続いてF1の結果を簡単にお知らせします。

 

上場頭数は339頭(メス301頭、去勢38頭)。

 

平均価格は以下の通りでした。(税込)

 

 メス 333,697(前月344,127円、前々月356,212円)

去勢 338,304(前月377,203円、前々月389,064円)

 

前月と比べ、メス約1万円安、去勢約4万円安でした。

 

以上、市場結果でした!