H農場さんにお伺いしました。
かさ上げ式の発酵牛床を始めて10か月が経過しました。
発酵牛床は、子牛ハッチ、育成舎(離乳~肥育前期頃)
にて、活用しています。
最初は発酵熱がある中熟堆肥を土台にし、
発酵牛床の水分や通気、牛の状態を見ながら、
オガクズの投入や撹拌を実施してきました。
また、最近は近くの落ち葉を集めて大量に投入したり、
(※落ち葉には枯草菌がいっぱい生息しています)
撹拌後は少し時間をおいて牛を入れたりと、
(※しばらく通気を維持することで好気性菌を活性!)
色々と工夫をして、良好な状態を保っておられます。
発酵をよく理解されていますね!
1マスの広さは、幅3m×奥行6m=18㎡です。
4頭いますので1頭当り4.5㎡の広さです。
ただ、発酵牛床は奥側の半分のみとなります。
発酵牛床の厚さは、手前30㎝~奥50㎝程で、
発酵熱の維持、土のような香り、フカフカな状態を
保っています。
(発酵牛床を活用する場合は、牛の密度とともに
発酵牛床の体積量の多さがポイントになります。)
その結果、
牛の横臥時間が増え、牛の状態も良いだけでなく、
床出しの労力が大幅に削減され、省力化に一役買っています。
H農場さんの発酵牛床は、時間が経つに連れて、
どんどん良くなっています。
今後が楽しみです!