東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。
皆さま いかがお過ごしでしょうか。
先週、九州から北海道へ戻ってきました。
帯広空港に着陸する前 飛行機のアナウンスで
”今、帯広の気温 は 12度です・・・”
と流れてきました。
”おおーっ・・・” こちら 北海道は 一歩一歩 冬が近づいているかもしれません。
(と言いながら、昨日は 急に暖かくなり 最高気温 27度だったのですが・・・
)
少し前に、ある九州の肥育農家さんと話をしました。
先日の 台風 9号、10号が連続してくるというときに
(テレビなどで ”今までに経験ない台風が来るかもしれない” と言っているし
昨年の豪雨で 一つの牛舎の屋根が壊れたこともあり)
今回も 牛舎がどうなるか分からなかったので(この方の牛舎は二つあります)
いろいろと考えた結果
昨年、屋根が壊れた牛舎にいた肥育牛 20頭を
隣にある もう一つの牛舎(頑丈な牛舎)に 全頭 移動したということでした。
作業的には大変だったと思うのですが もし何かが起こっていたら問題ですよね。
もし台風で屋根が壊れて、牛達を押しつぶしてしまったら・・・
と 考えたようです。
ただ、 今までは 2頭 1群 で育てていた肥育牛達を移動して 4~5頭 1群で 入れたので
いつもと違う仲間だし、場所も違うし、密度も違うし(1頭の広さも半分になったようです)
牛達を移動した後は リラックスできていなかったようでした。
(当然なのかもしれませんが・・・
)
牛達を移動して、台風が過ぎた後に
牛舎へ牛達を確認しに行った時も 牛達は寝ることなく立っていたということでした。
その牛達を いつも過ごしている元の牛舎に戻したら
落ち着いた様子で すぐに寝た(横になった)ようです。
結局は、この農家さんのところでは
台風による大きな影響はなかったから良かったのですが
今は、自然災害で 何が起こるか分からない時代ですよね。
もし、台風で牛舎の屋根が落ちてきて 牛達を押しつぶしていたとしたら・・・
自然災害の時は 特にそうなのかもしれませんが、
予想できることを想定しながら(想定外のこともたくさん起きてしまうのですが・・・)
もし、そうなった時に 後悔しないように
牛舎を補強したり、ロールで風を防いだり、牛達を移動したり・・・
何か準備(行動)して欲しいと思っています。
今は、自然災害により
自分や家族、周りの方の命だったり、生活だったりも どうなるか分からないのですが
牛達の命はすべて 皆さまに 委ねられていますよ。