前月に引き続き、既存牛舎で発酵牛床を活用している
事例を紹介します。
(※既存牛舎とは、通常の土間コンクリート床にしている
牛舎のことです。)
今回は子牛ハッチでの事例です。(次回も)
和牛繁殖経営をされている、とある農場さんでは、
約1週間齢~約2か月齢の子牛を手製のハッチで飼養されています。
(幅90㎝×奥行130㎝×高さ120㎝)
まずは石灰塗布後に、厚さ7㎝程のウレタンマットを敷きます。
そして、ウジ発生抑制目的でネポレックスをまき、
薄くオガクズを敷いて子牛を入れます。
あとは毎日、
オガクズを少量(雪かきスコップ1杯程度)足すのみです。
牛床の状態は、しっとりフカフカしていて、
子牛が気持ち良く寝ています。
もちろん子牛の健康状態も、すこぶる良いです。
そして、約50日後、子牛が移動する時に全量床出しをします。
(床出しはハッチを立ち上げて、ホイルローダーで実施)
この時、牛床の厚さは30㎝前後になっています。
床出し後の堆肥の発酵も良好です!
畜主さん曰く、
『この牛床管理方法にして、日々の床出し作業が大幅に軽減された。大いに価値がある!』
とのことです。
興味のある方は是非、試してください!