東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。
皆さま いかがお過ごしでしょうか。
暑い毎日が続いていますよね。
皆さま 家にあるクーラーが壊れたらどうしますか。
動くようになるまでに 1週間かかると言われたら・・・
想像しただけでも オソロシイ ですよね。
もちろん、クーラーがなくても 扇風機があれば良いのですが・・・
皆さま もし可能でしたら
牛達(牛舎)にも 今より 少しでも 快適な環境を作ってくださいませ。
☆新鮮な水、清潔な飼槽、扇風機 や 細霧(ミスト)装置などありましたら
牛達は喜ぶと思いますし、今より大きく育つと思います。
ところで・・・
先月開催された九州のある県の共励会の成績を見ました。
出場頭数 は 61頭でした。
最優秀賞 や 優秀賞、優良賞の血統(三代祖) や 枝肉重量などは書きません。
その結果は 皆さまの想像する想定の範囲内のもの だと思います。
ちなみに、入賞していた牛(最優秀賞、優秀賞、優良賞)は 6頭いたのですが
6頭 すべて BMS12 で すべて 安福久母牛 でした。
その成績(データ)には
子牛の導入金額(セリ価格《税抜き》) と
肥育後の販売価格(枝肉重量 × 枝肉単価《税抜き》) が 載っていました。
肥育時にかかる1頭当たりのコスト(エサ代やワクチン、敷料代の衛生費など)を仮に45万円としたときに
今回の共励会の牛で利益を上げている方は何人いたと思いますか。
☆45万円はあくまでも仮の話です。
頭数規模、環境、肥育期間などにより1頭当たりのコストは人それぞれ違います。
ちなみに、61人の方の中には自家産の子牛を肥育していた方も6人いました。
その6人の方たちの導入価格は去勢が 74.1万円 メスが 60.1万円になっていました。
今から 20~22か月前の子牛価格の平均(税抜き)なのかもしれません。
今回の共励会(61頭出場)で
枝肉の販売価格から子牛導入価格を引いた金額が45万円を超えていた農家さんは・・・
20人でした。
☆今回は あくまでも共励会のデータですので
(農家さん達は出荷予定牛の中で自信のある血統、牛を出荷している方が多いと思います)
通常出荷している牛とは(良い意味で)仕上がりが違っている牛たちの結果かもしれません。
ちなみに、入賞牛(6頭 すべて BMS12)の 枝肉価格は1頭が2823円、それ以外の5頭は3000円以上でした。
賞に入っていない牛の枝肉価格は 一般出荷の価格に近かったのかもしれません。
あくまでも、個人的な意見です。
今回の61頭の中には 子牛導入価格より 販売価格が安かった方もいました。
大変な時代ですよね・・・
つづく・・・