先日、今年2月から既存牛舎(コンクリート床)で
発酵牛床の活用を始めたとある農場さんにお伺いしました。
発酵牛床の活用は、育成舎および肥育初期(離乳~10か月齢頃)
までです。(主に後ろの寝床の部分。肥育初期は手前も含む。)
開始時に、発酵熱を持った中熟堆肥を投入して土台にし、
その上にオガクズを敷いたとのことです。
その後は、牛、発酵牛床の状態を見ながら、
時々、オガクズを足したり、耕運機をかけておられます。
発酵牛床の状態は、高いところで厚さ約30~40㎝ほど、
しっとりフカフカで臭気は少なく、ほんのり暖かい最高の状態です。
牛の状態は、もともと良かったので一概に言えませんが、
手づや、肋張り、フンの状態など、とてもいい感じです。
発酵牛床の活用により、
① 牛がよく寝て、(草を)食べるようになった(牛の健康増進)
② 床出し及びフンを取り除く労力の削減(省力化)
※発酵牛床を始めた2月から床出ししていない
などの効果が表れています。
今後は、ますます気温が上がり、発酵が促進され、
より一層の発酵牛床の効果が期待できます。
とても楽しみです!