営業マンの放浪日記

糞尿処理

礒匠の日記2020/06/15
 

皆さんこんにちは。

道東担当の礒です。

 

 

今日紹介するのは、搾乳ロボット牛舎と別搾り牛舎

合わせて250頭ほどを搾っている酪農家さんです

 

ロボット牛舎で出た糞尿は固液分離機にかけられ

固形分の戻し堆肥と液肥に分けられます

この固形分はもともと糞だったとは思えないほど

パラパラでにおいのほとんどしない発酵したものです

 

そして、この戻し堆肥がなかなか便利なものでありまして

このロボット牛舎から出てきた戻し堆肥を

別搾り牛舎のベッドや通路に敷いてあげるわけです

すると、もちろん敷料の節約になり

(今は麦わらを使っている)

通路に敷くことで滑り防止になり躊躇なく歩くことができ

また、本来糞尿でべちゃべちゃになりがちな通路も

戻し堆肥を敷くことでそれが水分を吸ってくれ

通路の除糞をするとき

発酵の条件にとても良い水分状態の

堆肥(糞尿)になって出てくるわけです

 

 

乳牛の場合、あれだけの牛乳を出すので

水を飲む量も半端なく、給与する飼料の性質からも

尿の量も多く、比較的緩い糞のため

なかなか、糞を積み上げて堆肥化すると言っても

簡単ではないと思います。

やはり、しっかりと水分調整をしてあげることがポイントですね 

分離した液のほうも固形分が少ないため

扱いやすく散布しやすいとのことです

 

糞尿処理にはかなりのコストがかかっているとのことでしたが

このように発酵した良質な堆肥を作ることで

その堆肥が土壌に還元され、良い作物を作ることに

繋がるのかなと思いました!