営業マンの放浪日記

母牛 と 草 @熊本

岩本尚吾の日記2010/03/03

 

繁殖農家さんのところに行って来ました。

 

この写真を見てどう思いますか?

 

          

 

”草をたくさんやっているなぁ”

 

”草が残っているけど、美味しくないのかなぁ”

 

”実は、カビてるから食べないんじゃないか!?”

 

などなど、あると思います

 

☆ちなみに、この農家さんはとても優秀な農家さんです

 

さきほどの写真では、スタンチョンを外しても草がたくさん残っています。

 

実は、これってなかなか無い光景です。

 

繁殖農家さんでこのように牛を飼っている方は、自分を褒めて下さい。 

 

草を十分に与えている証拠です。 

 

(当たり前ですが、カビている草はダメですよ・・・ 

 

多くの農家さんでは、草(エサ)を食べ切って、それでも足りないので、エサ場をベロベロ舐めています。

 

もちろん、それが悪いということではありません。

 

草の確保が大変なことは分かっていますし、コストもかかります。

 

草を十分に与えることはできなくても、配合も上手に給与しながら、母牛のコンディションを見て欲しいのです。 

 

最近特に多いのですが、

 

”母牛の種付きが悪い” とか ”発情がこないからどうしたらいい?” と聞かれます。

 

もちろん、色々な要素があるので一概には言えないのですが、

 

実は、単純に、草(乾物摂取量)が足りなくて、母牛が満たされていないのでは??

 

と思ってしまいます。

 

優秀な農家さんほど、母牛に草をたくさんやっていますし、牛達が快適に過ごせる環境を作っています。

 

母牛が満たされていれば、子牛も大きく産まれやすいです。

 

確率的にですが・・・ 

 

簡単なことではないですが、牛達のためにやってみて下さい。

 

結局、牛が元気に育てば、収入が上がり、自分のためになりますよ。