繁殖農家さんのところに行って来ました。
この写真を見てどう思いますか?
”草をたくさんやっているなぁ”
”草が残っているけど、美味しくないのかなぁ”
”実は、カビてるから食べないんじゃないか!?”
などなど、あると思います
☆ちなみに、この農家さんはとても優秀な農家さんです
さきほどの写真では、スタンチョンを外しても草がたくさん残っています。
実は、これってなかなか無い光景です。
繁殖農家さんでこのように牛を飼っている方は、自分を褒めて下さい。
草を十分に与えている証拠です。
(当たり前ですが、カビている草はダメですよ・・・ )
多くの農家さんでは、草(エサ)を食べ切って、それでも足りないので、エサ場をベロベロ舐めています。
もちろん、それが悪いということではありません。
草の確保が大変なことは分かっていますし、コストもかかります。
草を十分に与えることはできなくても、配合も上手に給与しながら、母牛のコンディションを見て欲しいのです。
最近特に多いのですが、
”母牛の種付きが悪い” とか ”発情がこないからどうしたらいい?” と聞かれます。
もちろん、色々な要素があるので一概には言えないのですが、
実は、単純に、草(乾物摂取量)が足りなくて、母牛が満たされていないのでは??
と思ってしまいます。
優秀な農家さんほど、母牛に草をたくさんやっていますし、牛達が快適に過ごせる環境を作っています。
母牛が満たされていれば、子牛も大きく産まれやすいです。
確率的にですが・・・
簡単なことではないですが、牛達のためにやってみて下さい。
結局、牛が元気に育てば、収入が上がり、自分のためになりますよ。