営業マンの放浪日記

既存牛舎での発酵牛床

植田秋良の日記2020/03/31
 

北海道のとある農場さんでは昨年末より

発酵牛床に挑戦しておられます。

写真のように後部の牛床部分(採食通路側除く)に

オガクズ及びモミガラを敷いています。

(吸水性が良いオガクズと通気性が良いモミガラ

の組み合わせはとても良いです!)

また、家庭菜園用の耕運機をかけることにより、

発酵促進や均質化(糞と敷料が良く混ざる)につながり、

“しっとりフカフカな状態”を保つことで

微生物が活躍できる環境が整えられています。

厚さは約20㎝ほどですが、牛床をほじってみると

ほんのり暖かいとのことです。

(近頃の気温の上場に伴い牛床の温度も上がってきたようです)

牛床の維持管理は、牛床が高くなりすぎないように

牛床を少し削って敷料を投入し、耕運機をかけます。

発酵牛床の土台は残したままです。

こちらの農場さんは本当に上手に管理されています。

 

発酵牛床は

牛が気持ちよく寝てストレスが軽減し、

全量を床出ししないので省力化になり、

牛床を削った分の堆肥の発酵が良くなる、

などのメリットが期待できます。

 

これからどんどん気温が上がり、

ますます発酵牛床の効果が出てくると思われます。

楽しみです!