営業マンの放浪日記

堆肥づくり

礒匠の日記2020/03/30
 

皆さんこんにちは。

道東担当の礒です

 

さて、今回は堆肥づくりのことについて書きたいと思います。

 

僕も実際にホイルローダーに乗って

堆肥づくりをした経験はほぼありませんが

上手に堆肥づくりをしている牧場の

紹介ができればと思います。

 

良い堆肥とはどんな堆肥かといわれると

とても難しいのですが

今回は糞尿処理という点においてと

扱いやすい堆肥作りという点において

お話しできればと思います。

 

僕が牧場を訪問して堆肥を見て

お話を聞くと

どうやら、堆肥を出した時の

最初の発酵の立ち上がりがうまくいくこと

がとても重要で

 

堆肥づくりの条件として

空気、微生物、気温、敷料の種類などありますが

 

一番のポイントは水分量の調節のように思います

 

適切な水分条件は60%といいますが

堆肥を握ってみて手にしっとりと水分が付き

手をあけたら堆肥がパラパラっと落ちるくらいでしょうか

  

糞尿が多すぎてべちゃべちゃだったり

敷料が多すぎて乾燥していると

うまく発酵が立ち上がりません

 

逆に考えれば

水分さえいい感じでしたら

大体、うまくいっているようなイメージです!

 

最初の発酵さえうまくいき

一度5060℃くらいいってしまえば

あとは時々、時間のある時に切り返して

ムラをなくすために均一化してあげるだけで

どんどんかさが減っていくと思います

 

やはり一番のポイントは初め堆肥を山に積むときの

水分量の調整ですね!

水分が多すぎると思ったらおが粉などの資材を

混ぜてあげたり

 

水分が少ないと感じるときには

通路などから出るべちゃっとした糞尿を混ぜてあげるのも

いいかもしれませんね!

 

 

糞尿におが粉やもみ殻などを入れるのはもったいない!

と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが

例えば、作った堆肥をベッドに敷料として戻したり

ガンガン燃え盛った様な、温度の高い種堆肥として

使うことができたりとメリットも多いと思います

 

 

この前も、堆肥をほじって中を触ってみたら

ガンガンに温度が上がっており

目には見えない微生物たちが

力を合わせて働いていているのだなあ・・・

と感動すら覚えました。 

皆様も、最初の発酵の立ち上がり(水分量の調節)

を少し意識してやってみると

より良い堆肥づくりができるかもしれません!