皆さんこんにちは。
道東担当の礒です
さて、今回は堆肥づくりのことについて書きたいと思います。
僕も実際にホイルローダーに乗って
堆肥づくりをした経験はほぼありませんが
上手に堆肥づくりをしている牧場の
紹介ができればと思います。
良い堆肥とはどんな堆肥かといわれると
とても難しいのですが
今回は糞尿処理という点においてと
扱いやすい堆肥作りという点において
お話しできればと思います。
僕が牧場を訪問して堆肥を見て
お話を聞くと
どうやら、堆肥を出した時の
最初の発酵の立ち上がりがうまくいくこと
がとても重要で
堆肥づくりの条件として
空気、微生物、気温、敷料の種類などありますが
一番のポイントは水分量の調節のように思います
適切な水分条件は60%といいますが
堆肥を握ってみて手にしっとりと水分が付き
手をあけたら堆肥がパラパラっと落ちるくらいでしょうか
糞尿が多すぎてべちゃべちゃだったり
敷料が多すぎて乾燥していると
うまく発酵が立ち上がりません
逆に考えれば
水分さえいい感じでしたら
大体、うまくいっているようなイメージです!
最初の発酵さえうまくいき
一度50、60℃くらいいってしまえば
あとは時々、時間のある時に切り返して
ムラをなくすために均一化してあげるだけで
どんどんかさが減っていくと思います
やはり一番のポイントは初め堆肥を山に積むときの
水分量の調整ですね!
水分が多すぎると思ったらおが粉などの資材を
混ぜてあげたり
水分が少ないと感じるときには
通路などから出るべちゃっとした糞尿を混ぜてあげるのも
いいかもしれませんね!
糞尿におが粉やもみ殻などを入れるのはもったいない!
と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが
例えば、作った堆肥をベッドに敷料として戻したり
ガンガン燃え盛った様な、温度の高い種堆肥として
使うことができたりとメリットも多いと思います
この前も、堆肥をほじって中を触ってみたら
ガンガンに温度が上がっており
目には見えない微生物たちが
力を合わせて働いていているのだなあ・・・
と感動すら覚えました。
皆様も、最初の発酵の立ち上がり(水分量の調節)
を少し意識してやってみると
より良い堆肥づくりができるかもしれません!