皆さんこんにちは!
道東担当の礒(いそ)です
さて、今回は粗飼料のお話をしたいと思います。
ある酪農家さんで、今年から新しい
粗飼料を使い始めました
それは、ライムギです
ライムギといえば緑肥として
秋に畑に種をまく方もいらっしゃるのですが
この十勝の一部地域ではライムギを飼料用として
作っている方もいるようです
特徴としては
9月頃、デントコーンやその他作物を
収穫した後に種をまきます
そして、一冬越えて
4月下旬から5月上旬くらいに収穫します
ちなみにこの酪農家さんは
5月にライムギをラップサイレージにして収穫した後に
デントコーンの播種をしました
ちなみに栄養成分としては
タンパク質が比較的多く含まれるようで
調整して飼料設計しながら
ライムギを入れ始めたところ
嗜好性が上がったとのこと。
実物のにおいを嗅いでみると
ワインのようなとてもいい香りでした!
もちろん手間は増えますが
2年で3毛作といったイメージで
飼料を補うという面ではいいのかもしれませんね!
ただし、乾草にするのは難しかったり
(反転させて乾かす際にぼろぼろに崩れてしまう)
サイレージにした際もしっかりと密閉しないと
発酵がどんどん進みすぐに品質が落ちてしまうようです
まだまだ浸透してはいませんが
今後、可能性がある作物なのかなと思います!