子牛を自然哺育(親付け)されている農家さんに向けて書きたいと思います。
子牛のスペースを作っている農家さんがほとんどですが、
まだ作っていない農家さんは是非、出来そうな方法を紹介させて頂きますので
参考にして頂ければと思います。
1つ目は制限哺育の農家さんになります。
木の板で仕切り、哺育の時は板を上げ子牛を親につけてあげます。
(子牛のスペースは3メートル×2メートルくらいだと思います)
分娩房が縦に長く、ゆとりがある牛舎でしたら改築は必要ですが
可能かと思います。
母牛、子牛の管理がしやすく、制限哺育ですので母牛の発情回帰もさせやすい
かと思います。
2つ目は木の棒で子牛のスペースを作っている農家さんになります。
木の棒の高さは母牛の首に当たるくらいだと、入って来れないそうです。
木の棒をひもで縛っておく方法であれば、手軽に出来ると思いますし
位置を変える時も、除糞の時も楽だと思います。
もし1つの分娩房にゆとりがなく、子牛のスペースを作ってしまうと狭く
なってしまう牛舎では、分娩が近い牛と合わせて2スパン(1群を2頭)で
飼うのも1つの方法かもしれません。
もちろん、スターター、水、粗飼料を子牛が食べやすい高さで設置し
綺麗な状態を維持して頂ければと思います。
子牛の発育が変わってくると思います。