皆さまこんにちは。
道東担当の礒です
さて、先月の話になりますが
釧路地方の牧場へ行ってきました。

こちらは、築20年になる発酵床牛舎です
「発酵床」、「バイオベッド」、「コンポストバーン」
に興味あって・・・という方には
必ずと言っていいほど視察させていただく牧場で
いろいろな方面からの視察も多い牧場です

今一度「発酵床牛舎」について説明すると
毎日出る糞尿と敷料を混ぜ
牛床自体を発酵(堆肥化)させてしまおう!というもので
うんちを完全にとることはないので
少し、汚いイメージがある方もいるかもしれませんが
「発酵」することで牛体にうんちが付くことがあっても
細菌学的?にはきれいなのです!


足場がいいので、発情が明確になったり
蹄病が少ないなどのメリットがある反面
敷料が比較的多く必要で、確保は必須です!
(今はおが粉などの敷料が高価で手に入りにくい!
)
牛たちを見ていると
気候的にも暖かくなり非常に牛の状態が良く
乳量、乳質ともに抜群でニコニコでした
(今はもっと毛艶ビカビカで乳も出ているとのこと!)
3年ほど前からはギ酸添加でサイレージの品質安定
1年前から搾乳マニュアルの見直しと
20年間の発酵床で牛舎細菌叢の安定と
努力の成果が表れており、乳量も年々伸びております

これからの益々の牧場の発展を期待しております!