3月6~7日の2日間、南北海道肉牛市場が開催されました。
上場頭数は1,610頭(メス641頭、去969頭 ※素牛のみ)で
先月より152頭増でした。
主な種雄牛は以下の通りです。
勝早桜5 180頭、美国桜 148頭、幸紀雄 140頭、
美津照重 140頭、諒太郎 98頭、第1花藤 97頭、
花国安福 87頭、隆之国 61頭、福乃百合 48頭など
平均価格は以下の通りでした(税込価格)。
メス 760,868円(前月770,869円、前々月752,408円)
去勢 848,284円(前月849,626円、前々月842,112円)
先月よりメス約1万円安、去勢は横ばいでした。
実質、先月とほぼ変わらず高値でした。
(1日目の方がより高かったです。)
内容は去勢で70~80万円台多く、
下は50~60万、上は100数万円台でした。
安福久絡みだけでなく、美国桜母体も高値でした。
メスは全体的に高く、60~70万円台中心に
下が50万円台、
繁殖用(安福久、美国桜、諒太郎、幸紀雄など)が
70万後半~100万前後でした。
ちなみに現在の枝肉相場ですが、
3月8日付の日本農業新聞によると、
東京食肉市場の和牛枝肉(生体)の平均価格(税込)が、
雌 68頭 A5 2,808円 A4 2,459円 A3 2,263円
去 137頭 A5 2,948円 A4 2,553円 A3 2,304円
となっていました。
A5とA3の単価の差が700円なので
枝重500㎏だと35万円、
600㎏だと42万円の差がでることになります。
この差が素牛価格の差になっていることと思われます。
それでは
参考までに高額で取引された牛を紹介します(セリ価格)。
【メス】
諒太郎-安福久-花清国 304日齢330㎏ 922,000円
美国桜-安福久-金幸 303日齢314㎏ 919,000円
安福久-忠富士-福之国 311日齢262㎏ 905,000円
安福久-勝平正-安糸福 318日齢274㎏ 902,000円
幸紀雄-華春福-安福久 317日齢350㎏ 901,000円
【去勢】
勝早桜5-安福久-平茂勝 277日齢382㎏ 1,081,000円
勝早桜5-安福久-平茂勝 261日齢367㎏ 1,065,000円
百合茂-安福久-福之国 304日齢374㎏ 1,065,000円
百合白清2-安福久-勝忠平 259日齢312㎏ 1,050,000円
金太郎3-幸紀雄-安福久271日齢352㎏ 1,013,000円
幸紀雄-第1花国-安福久279日齢332㎏ 957,000円
【妊娠牛】
安福久-勝忠平-第1花国 H29.3.18生 420㎏
H30.9.20幸紀雄授精 腹+ 1,774,000円
安福久-花清国-平茂勝 H29.5.24生 354㎏
H30.8.19美国桜授精 腹+ 1,306,000円
美国桜-勝忠平-安福久 H29.5.29生 394㎏
H30.9.1幸紀雄授精 腹+ 1,184,000円
勝早桜5-安福久-百合茂 H27.10.4生 536㎏
H30.8.13美国桜授精 腹+ 1,144,000円
美津照重-百合茂-福之国 H28.10.9生 412㎏
H30.9.10勝早桜5授精 腹+ 890,000円
続いてF1の結果を簡単にお知らせします。
上場頭数は250頭(メス231頭、去勢19頭)。
平均価格は以下の通りでした。(税込)
メス 431,184円(前月450,278円、前々月448,897円)
去勢 424,497円(前月487,260円、前々月424,611円)
先月と比べてメス約2万安、去勢約6万円安でした。
以上、市場結果でした!