東北地区・九州地区担当 の 岩本尚吾です。
昨日、ある九州の子牛セリへ行ってきました。
平均価格(税込)は メス 65.0万円 去勢 84.7万円 《前回比 約1万円安》 でした。
子牛セリを見ていると・・・
40~50万円台の牛もいれば 100~120万円を超える牛もいました。
血統、牛により価格差がありますよね。
子牛セリ中に周りを見渡すと・・・
名簿に体重(キロ)を書き、セリ価格を書いている 農家さんがたくさんいます。
購買者番号は 書いている方もいれば 書かない方も いるかもしれません。
家に帰り、 この 体重と価格を書いた 名簿を見て感じることは
おそらく・・・
”やはり、 安福久が絡んでいる牛が高い”
とか
”体重が重い牛は セリ価格が高い”
とか
そういうことなのかもしれません。
でもそれって もう分かっていることです。
同じ血統、同じ(ような)日齢だとすれば
280キロ の子牛 よりは 320キロ のほうが 高い牛が多い と 思います。
《あくまでも 確率的に という意味です》
でも、そうじゃない牛もいます。 なぜだと思いますか。
日齢、体重(キロ)、価格(円) という数字は もちろん大事ですが
”その子牛がどうだったのか” ということが大切だと思っています。
同じ血統、日齢、体重が同じでも
85万円の牛もいれば 120万円の牛もいます。
それはなぜだと思いますか。
子牛セリに行っていたら(現場にいたら) その子牛を 後で 確認できます。
セリが終わったあとに(セリの途中でも かまわないと思うのですが)
子牛を見に行けば良いのです。
自分が思っている以上に評価されていた牛(思っていたより高かった牛) を
改めて 自分の目で見て 再確認し 自分の目に 焼き付けて
自分のもの に してしまいましょう。
《簡単なことではないのですが・・・ 》
そのためには
セリの前に 子牛を見て 自分なりに 気になる牛を チェックして
その牛がどう評価されているか(価格) と
誰が評価しているのか(購買者番号など) を 書いて
あの肥育農家さんは こんな子牛を買っているんだ とか
一番高い牛を買う あの肥育農家さんは こんな子牛を好んでいるのか
とか・・・
これからの自分自身のために できることはたくさんあると 思います。
数字(体重 や セリ価格)ではない答えが 現場には たくさんありますよ。
☆今回の話は 平戸家畜市場(長崎県)子牛セリでの話でした。