今回は繁殖編になります。
母牛でも制限給与と飽食給与がありますが、佐々農場では制限給与になります。
制限給与ですが粗飼料の栄養価が高く、母牛は満足しているので、
ゆっくり寝ています。
(以前にもブログで書いた事がありますが、僕個人的には自家産の粗飼料は
毎年ではなくても良いので、飼料分析に出される事をお奨めします)
佐々畜産では昼間分娩させる為に以下のポイントに気を付けているそうです。
1.分娩1カ月前から、夕方3時以降に飼料を1回給与にする。
2.日中はエサを与えない。
3.朝はなるべく早く飼槽を空にする。
この方法で今まで1頭だけしか夜に分娩した牛がいなかったそうです。
子牛は自然哺育で制限になります。
写真のように木の板で仕切られており、この板を持ち上げると母牛の方に行ける
ようになっています。
そして分娩前後の母牛は毎日触っていきます。
触ってあげる事で、人に馴れ逃げなくなる事を目的としています。
起きた直後の子牛が ”伸び” を見せてくれました
少しわかりにくいでしょうか・・・
”伸び”をする牛は健康な牛の証拠ですね。
このように全ての牛を見ながら作業をしていきます。
次回は、施設編を書きます。