東北・九州地区担当 の 岩本尚吾です。
先日、四国にて ある勉強会に参加しました。
養豚農家さんの勉強会でした。
正直に言いまして、僕は 豚のことをまったく分からないのですが
牛につながる話も多く(もちろん畜産という意味では同じですので)とても有意義な会でした。
その中で 今、 肉豚(にくとん:お肉になる豚の総称 180日齢で約110キロくらいになります)
1頭当たりの衛生費(ワクチネーション代など)が 平均 約2,000円 かかっているという話がありました。
☆ある薬品会社さんの話です。 農家さんによりそれぞれ違うが平均それくらいということでした。
その話を聞き、
ある農家さん(Sさん)が ”うちは 1,000円くらいかも” と 言っていました。
その Sさんの話を聞いて、別の農家さんが
”Sさん。 今の 1,000円の衛生費 を 1,700円にしたらもっと成績が上がるよ”
という話をしました。
この言葉には いろいろな意見があるかもしれませんが、個人的には納得しました。
”病気を薬で抑えましょう。 薬をたくさん使いましょう”
という意味ではなく、
”病気を予防していきましょう、環境も改善し(病気などを含めた)ロスを少なくしましょう”
という意味だと 個人的には捉えました。
ある肥育農家さんは、ハエ対策のために 年間 50万円 使っています。
その農家さんは、
”うちの牛舎はハエ少ないですよ。 ただ、手間はかかりますよ。 ” と 話していました。
肥育牛 1000頭 の 農家さんです。
どう感じますか。 高いですか、安いですか。
大量のハエがいる牛舎 と ハエが少ない牛舎で
牛達の感じるストレス や それに対するさまざまなロスについて 具体的な数字は分からないのですが
1頭当たり 500円(50万円 ÷ 1000頭) を どう感じるか ということ かもしれません。
もちろん、ハエ対策については コストだけではなく 手間もかかります。
利益を上げている農家さん達は 衛生費(敷料代なども含め)をかけている気がします。